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風に乗って/岡崎友紀(視聴リンクあり)

TVドラマ「ラブラブライバル」主題歌、1973年発売のシングルです。

いきなりフックの効いたホーン、伊集加代子さん(ですよね?たぶん)のコーラスとフィフス・ディメンション「ビートでジャンプ(Up Up And Away)」丸出しで幕を開けるなりテンションMAX。ソフトロックとカテゴライズするにはかなりアッパーな、これぞ和モノ・クラシック・チューン。

前回、飛鳥まゆりさんをご紹介して思い出したのでこちらを選曲してみました。個人的にも、和モノに興味を持つきっかけの一つになった思い入れ深い曲で、はじめて聴いたときはまったく古さを感じさせないオシャレな魅力に「これが歌謡曲…!?」と驚いたものです。

作詞した人は「高木飛鳥」となっていますが、これが岡崎友紀さんご本人の変名であることはファンの間ではよく知られています。多くの曲をご自身で作詞されていますから、なかなかの才女であるといえましょう。同事務所の妹分としてデビューした飛鳥まゆりさんの「飛鳥」も、もしかしたらここから取られたのかな?と思ったのですが、これは考えすぎでしょうか?

しかし、日本人は本当に「ビートでジャンプ(Up Up And Away)」が大好きですね。この曲を引用した楽曲だけでも何曲あるんだろう?と疑問に思ってしまいます。私もDJをやっていた時は、いわゆる「ビートでジャンプ歌謡」だけを何曲も連続で繋げる、という選曲を好んでやっていました。そんな時に一番最初にかけるのが坂本スミ子さんの「ビートでジャンプ(Up Up And Away)」カバー(アルバム「おスミとボサノバ」収録)、最後の締めにこの「風に乗って」をかける、というのを定番にしていたのも良い思い出です。

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