見出し画像

あるカーデザイナーのクルマ選び055

17th car

2014 Vezel Hybrid Z  
Honda Sensing FF
Modulo仕様+革シート+Moduloサス プラチナホワイトパール

BMWには大きな不満もなく、家族の週末や夏、冬の休暇の際のトランスポーターとしても充分に役目を果たしてくれていました。

そんな時に、私が仕事の都合で栃木県宇都宮の勤務となりました。

宇都宮にもマンションを借りてもらえ、単身赴任になるのですが、業務の関係上、東京と宇都宮を行ったり来たりすることが予想されました。

それと、宇都宮のオフィスの他社銘柄車の駐車場は離れた所になると聞き、燃費のいいホンダ車への乗り換えを考えることにしました。

東京の家の駐車スペースの制約を考えるとフィットハイブリッドか軽のNシリーズが先ず候補として上がりました。

しかし、高速で東京と宇都宮を頻繁に行き来するのに、軽ではちょっと大変かもと早々に候補から外しました。

そして、フィットもイギリス時代に世代は違うとは言え、乗ったことがあったので、できれば違う車種を経験してみたいということで、フィットベースの少し大きいヴェゼルが候補になりました。

ヴェゼルの全長は東京の自宅の駐車スペースより数センチ長く、門が閉まらないことが想定できました。

まあ、東京に戻った時だけは門を開けっ放しにしてもよいかと思ったのですが、あと少しなので何か工夫できないかと対応策を考えることにしました。

その結果、玄関ポーチの段差に少しだけ乗り上げるまでバックできれば、車が斜めになるのとの相乗効果で数センチの寸法はクリアでき、玄関の扉もギリギリ全開できるということがわかりました。

これなら東京の家に車を置きっ放しの状態になっても門を閉めることができ、防犯上も心配ないということで、全長問題は解決しヴェゼルに決まりました。

次に新車にするか中古車で探すかですが、ヴェゼルはヒットした車なので中古車もたくさん台数がある。

ということは同時に、同じ様な車がたくさんある。

ならばと自分なりのカスタムを新車でと考えると意外とお金がかかる。

また、赴任までの準備期間は1ヶ月ちょっとしかない。という状況を「あーでもない、こーでもない」と考えていました。

そうしてる時に、たまたま見つけたのが今のヴェゼルでした。

外観がModulo仕様のエアロパーツが装着されていて、インチアップされたアルミホイールにスポーツタイヤ、内装も革シートとブルーイルミネーション(これは欲しいわけではなかったのですが)が装着されていて、車検も1年半ほど残っている。

ハイブリッドFF車で最上級グレードなので安全装備もその当時の全ては装備されていました。それで200万円そこそこなので買い得でした。何より、名義変更すればすぐに乗れるというのも魅力でした。

早速、茨城のホンダディーラーさんに実車を見せてもらいに行くと、何と標準のタイヤとアルミホイールが4本荷室に積まれていて、「これも付いてます」と。

宇都宮で乗るには冬シーズンはスタッドレスが必需品となると考えていたので、ホイールはそのまま冬タイヤ用に使えるし、未使用の夏タイヤも多少の値段で売れるだろうと、全ての用件を満たし、必要なものが全て金額を抑えて揃えられるということで、即契約をして帰ってきました。

納車も茨城まで電車で受け取りに行き、ディーラーの方が最寄駅まで迎えに来てくださり、本当に親切丁寧に対応してくださいました。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?