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古今集巻第十一 恋歌一 478番

かすがの祭にまかれりける時に、物見に出でたりける女のもとに、家をたづねてつかはせりける

みぶのただみね

かすが野の雪まをわけておひ出でくる草のはつかに見えしきみはも


春日の祭に行った時に、見物にやって来ていた女のもとへ、家を探して送り届けさせ歌
壬生忠岑
春日野の雪を分けて生えてくる草のように、わずかに見えたあなたはどうしているだろうか

奈良の春日大社の春の祭の時に見かけた女性に送った歌です。
「はつか」は「わずか」の意味です。

#古今集 , #恋歌一 , #春日野 , #壬生忠岑


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