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古今集 巻第五 秋歌下 267番

秋のうたとてよめる

坂上是則

佐保山のははその色はうすけれど秋は深くもなりにけるかな

秋の歌をということで詠んだ歌
坂上是則
佐保山の柞の紅葉の色は美しくも薄いけれど、秋はもう深くなったものだ

 佐保山は奈良市街の北の丘陵地。柞(ははそ)はコナラやクヌギのことなので紅葉すると黄色くなり、そのまま茶色く枯れていきます。なので色が薄いと言っています。
 坂上是則は、坂上田村麻呂の子孫です。

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