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古今集巻第十二 恋歌二 613番

題しらず

ふかやぶ

今ははや恋ひ死なましをあひ見むとたのめしことぞ命なりける

題知らず
清原深養父
今となってはもはや恋い死にしていたものを、あの人に逢うのをあてにすることが命そのものだ

「あひ見む」が女性からの手紙の言葉ならば「そのうちお逢いいたしましょう」という良い返事にも取れるので、それをあてにして今も生きているのだという歌です。ただ、「いつか、そのうち」というだけで具体的にならないのなら、これはお断りの言葉なので、残念な結果が待っているようにも思います。

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