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古今集　巻四 秋歌上　242番

ちのみゆき

題しらず

平貞文

今よりはうゑてだに見じ花すすきほに出づる秋はわびしかりけり

題しらず
平貞文
今からは植えても見ないでおこう、花すすきの穂に出る秋の様子はあまりにもわびしいものだ

　すすきもきれいなので庭に植えることがあったようですが、薄茶色の穂が風に揺れることで晩秋があまりにさみしく感じるので、もう植えてまで見るのはやめようと言っています。

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