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古今集 巻第五 秋歌下 295番
是貞のみこの家の歌合のうた
としゆきの朝臣
わがきつる方もしられずくらぶ山木々のこのはのちるとまがふに
是貞親王の家の歌合の歌
藤原敏行朝臣
わたしが来た方向もわからなくなった、くらぶ山の木々の木の葉が散っていると思い違えたので
くらぶ山の木の葉が散り敷いて美しいだろうと思って来てみると暗くてよく分からなくなったということか、あまりに美しく散っているのでそれに夢中になって迷ったと言うことなのか、よくわかりません。
くらぶ山は、うっそうとして暗い山ということですが、都の北東の鞍馬山のことともいわれます。
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