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古今集巻第十二 恋歌二 561番

寛平御時きさいの宮の歌合のうた

紀とものり

よひのまもはかなく見ゆる夏虫にまどひまされるこひもするかな


宇多天皇の御時の皇太后班子女王の歌合わせの歌
紀友則
宵の短い間だけでも灯火に寄って来てその身を焼き滅ぼしてしまう夏の蛾よりも、迷いがまさるような恋もするものだ

自分から火に飛び込んで、その身をはかなくする蛾に自分を見立てています。

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