見出し画像

古今集 巻四 秋歌上 243番

寛平御時きさいの宮の歌合のうた

ありはらのむねやな

秋の野の草のたもとか花すすきほにいでてまねく袖と見ゆらむ

寛平の御時の后の宮の歌合の歌
在原棟梁
秋の野の草の袂なのだろうか、花すすきは穂を出してまるで招くようにふる袖のように見える

 袖を振って手招きするのは恋の歌。「野守は見ずや君が袖ふる」なんて言うのも万葉集にあります。
 在原棟梁(ありはらのむねやな)は、在原業平の息子さんだそうです。

#古今集 , #秋 , #すすき , #在原棟梁 , #寛平御時きさいの宮の歌合

応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。