見出し画像

古今集巻第十二 恋歌二 569番

寛平御時きさいの宮の歌合のうた

藤原おきかぜ

わびぬればしひて忘れむと思へども夢といふものぞ人だのめなる


宇多天皇の御時の皇太后班子女王の歌合わせの歌
藤原興風
思い悩んでしまったので無理にでも忘れようと思うけれども、夢というものは人をあてにさせるものだ

忘れようと思ってはいるものの、夢なら逢えるかもしれないとあてにさせるから、あの人を忘れられない、と嘆いています。

#古今集 , #恋歌二 , #藤原興風 , #寛平歌合 , #夢

応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。