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古今集 巻ニ 春歌下 131番

寛平御時きさいの宮の歌合の歌

おきかぜ

こゑたえずなけや鶯ひととせにふたたびとだにくべき春かは

寛平の御時の后の宮の歌合せの歌
藤原興風
声を絶やさずに鳴いてくれよ鶯、一年に再びといって来る春だろうか、来ないんだから沢山鳴いてくれ

 漢字で書くと「声絶えず鳴けや鶯、一年に再びとだに来べき春かは」です。春は一年に2回目が来るだろうか、いやいや、来ないので、春の今、うぐいすは春を惜しんでいっぱい鳴いてくれ、と言っています。

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