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古今集 巻第五 秋歌下 261番

秋のうたとてよめる

在原元方

雨ふれど露ももらじをかさとりの山はいかでかもみぢそめけむ

秋の歌を詠めということで詠んだ歌
在原元方
雨は降ってもつゆほども漏らさない笠をかざした笠取の山は、どうして紅葉に染まっているのだろう

 秋の露や雨が木の葉を紅葉させるので、笠のある笠取山は紅葉しないはずなのに、と洒落ています。笠取山は宇治の北東の山です。

#古今集 , #秋 , #笠取山 , #在原元方

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