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古今集 巻第五 秋歌下 264番

寛平御時きさいの宮の歌合のうた

よみ人しらず

散らねどもかねてぞをしきもみぢ葉は今は限りの色と見つれば

寛平の御時の后の宮の歌合の歌
よみ人しらず
まだ散らなくても散る前から散ってしまったら残念だと思う、紅葉は今が一番の限りの美しい色だと思い眺めているので

 きれいだなあと眺めつつも、もうすぐ散ってしまうのかなあ、残念だなあと後の心配をしています。こういうものがのちに仏教の無常観と結びついていくのでしょう。

#古今集 , #秋 , #寛平御時きさいの宮の歌合 , #紅葉

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