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古今集巻第十一 恋歌一 530番

題しらず

よみ人しらず

かがり火の影となる身のわびしきは流れてしたにもゆるなりけり


題しらず
よみ人しらず
かがり火の影として川面に映っているわが身がわびしいのは、川面は流れて行き、舟の下に映る心の火は燃え続けるからだ

舟の上の自分と舟の下の川面に映る影、そして水の中に隠れるようなわびしい恋の想いが対比されていると思います。かがり火、影、もゆるは縁語です。

#古今集 , #恋歌一 , #かがり火 , #影

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