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古今集 巻一 春歌上 24番

寛平御時きさいの宮の歌合によめる

源むねゆきの朝臣

ときはなる松のみどりも春くれば今ひとしほの色まさりけり


寛平御時の后宮の歌合の歌
源宗于朝臣
常緑(常磐、ときわ)の松の緑も春になると今、ひとしほ(ひとしお、一入、一染、一層)色がまさって美しい。

寛平の歌合は890年頃の歌合わせの会。宇多天皇の時。
ご主催の后宮(きさいの宮)は宇多天皇の母、班子女王。

春の美しさ、皇室の繁栄、きさいの宮班子女王の美しさなど、いろいろほめています。多分、最後のことを1番言いたいのでしょう。

源宗于(むねゆき)は光孝天皇の孫。

#古今集, #春, #源宗于

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