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古今集巻第十二 恋歌二 612番

題しらず

みつね

我のみぞかなしかりける彦星もあはですぐせる年しなければ

題知らず
凡河内躬恒
わたしだけが悲しい立場だ、彦星でさえも逢わずに過ごす年はないのだから

彦星でも年に一度は織姫に逢えるのに、わたしは一度もあの人に逢えることはないのか、と詠っています。
「すぐせる年」は動詞「すぐす(過ぐす)」の已然形「すぐせ」+継続の助動詞「り」の連体形「る」+年、で過ごしている年の意味。

#古今集 , #恋歌二 , #凡河内躬恒 , #彦星

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ちのみゆき
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