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古今集巻第八 離別歌 405番

道にあへりける人のくるまに、ものをいひつきて、わかれける所にてよめる

とものり

したのおびの道はかたがたわかるとも行きめぐりてもあはむとぞ思ふ

道で会った人の牛車に、ものを言い寄って、別れる所で詠んだ歌
紀友則
衣服の帯のように道はそれぞれ別れていっても、行き巡ってもまたお会いしたいものです

 帯のように左右に別れてもぐるっと回って前側でまた出会って結ばれるという例えです。そういう意味で、この相手の人は女性なのでしょう。

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