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古今集巻第十四 恋歌四 698番

題しらず

ふかやぶ

恋しとはたがなづけけむことならむ死ぬとぞただにいふべかりける

題知らず
清原深養父
恋のことを恋死ぬなどとは誰が名付けた言葉なのだろう、死ぬことだとただ単に言うべきだろう

「恋し(恋死)とは誰が名付けなむ事ならむ死ぬとぞ唯に言ふべかりける」

「恋し」は、和歌では多くは「恋死ぬ」という意味でとらえられています。辛く苦しく死んでしまいそうだということですが、そんな回りくどいことではなく、死ぬことだと真っ直ぐに言えばよいという歌です。

#古今集 , #恋歌四 , #清原深養父 , #恋死

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