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古今集 巻第六 冬歌 324番

志賀の山ごえにてよめる

紀あきみね

白雪のところもわかず降りしけばいはほにもさく花とこそ見れ

都から志賀へ山越えするときに詠んだ歌
紀秋岑
白雪が場所も選ばずに降り敷くので、巌にも積もった雪は咲く花のように見える

 志賀の山越えは、京都の北白川あたりから山を越えて滋賀に行く峠道で、今の山中越です。滋賀の山を下る途中にある崇福寺にお詣りする人が沢山いたそうです。崇福寺は今はなくなっていて、山中に跡があります。

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