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東京五輪×日本文学 2 晴れがましい祝祭の美 三島由紀夫が見た開会式(2020年3月16日校了)

【1年後の追記】
 note版『東京五輪×日本文学』(全10回)は、今回から正味の有料記事となります。1回¥100で、第2回から最終回まで9本をバラで買うと¥900ですが、マガジンとしてまとめて購入いただければ¥300です。
 校了の日付が第1回より早いのは、前回の追記に書いたとおり、パンデミックを受けて4か月後の開催が不透明なために第1回を再入稿・再々入稿したからです。
 第2回は三島由紀夫の五輪記事について書きました。
 校了した2020年3月16日は、午後にソファで当時3歳の息子といっしょに中川李枝子『いやいやえん』(福音館創作童話シリーズ)を読んでいました。(2021年4月13日)

【以下本文(2020年3月16日校了)】

 紀元1世紀のローマ帝国に遡る小説、つまり散文による虚構物語というジャンルが文芸の世界で君臨するようになったのはおそらく18世紀中盤の西ヨーロッパ、とりわけ英国でした。

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