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東京五輪×日本文学7 世代超えた喪失と回復の物語 最上一平「東京オリンピックの七日間」と中村航『世界中の青空をあつめて』(2020年4月9日校了)

【1年後の追記】
 1964年と2020年の東京五輪の橋渡しをする2作品。うちひとつは児童文学プロパーの、この企画がなければ読む機会もなかった作家でした。
 2020年4月9日は、1回目の緊急事態宣言が7都府県を対象に出されて2日後です。まだ職場の今後の方針が決まっておらず、子どもも幼稚園には入園式に行ったきり自宅待機。僕は夜ふかししてトーヴェ・ヤンソンの『ムーミン谷の彗星』(新装版、下村隆一訳、講談社文庫)を読みついでいました。
(2021年5月19日)

【以下本文(2020年4月9日校了)】

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