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読まず嫌いが世界〈文學〉を読んでみた

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『読まず嫌い。』(角川書店)の増補「解体」版。 筋金入りの読まず嫌いが体を張って世界の〈文學〉と、それを読むための「補助線」になってくれる本を読みます。 有料マガジン「文学理論ノ… もっと読む
書籍『読まず嫌い。』の本体価格と同価格(一括)で、同書の内容を再構成したもの+〈文學〉についての有… もっと詳しく
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2019年7月の記事一覧

余は如何にして読まず嫌いとなりし乎

 この文章は、近日配信予定の有料マガジン『読まず嫌いが世界〈文學〉を読んでみた』の予告です。  本記事は¥100だけど、有料エリアにはとくになにも書いていません。  僕は筋金入りの読まず嫌いだった。  宮澤賢治、太宰治、サリンジャー。詩歌なら石川啄木も中原中也も、もう全部がアレルゲンだった。ごめんなさい先生。残していいですか。  一三歳の夏、小説のおもしろさに目覚めた。きっかけは、このさいどうでもいい。  目覚めてしばらくたつと、小説には自分が興味を持てない分野がいっぱい

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