見出し画像

オメガ城書籍化前夜祭(ネタバレなし)

こんにちの!

どうも、オメガ城、第3章まで読みました(ドン!)
ちのです。

ついに来月、10月14日
書籍発売、来ますね。ええ。
そこで今回は、
ネタバレなし!オメガ城出版前夜祭!
ということで、無駄に騒ぎます。

※全編に渡ってまじで「私が無駄に騒ぐ」だけのものです。内容はほぼ無いです。
※このnote、6358字あります。


—前置き—

「ネタバレなしといっても、どんな情報が紛れ込んでいるか分からないから心配で読めないよぅ!」
そんな方へ、基準を設けておきます。

・オメガ城の惨劇について語る場合、内容には一切触れない。使う固有名詞は「オメガ城」「サイカワ」(タイトルの都合上)だけ。
・所見を述べる場合でも、物語の内容が具体的に連想・特定できるような記述はしない
・根拠にするものは、講談社公式、森公式HPなど誰でも閲覧可能なものだけ。

具体的な記述を避けるだけでなく、思索してしまうことを想定した上でヒントになることのないように書いていきます。
ただ、ここまでの展開を受けた上での全体の雰囲気、陽か陰か、動か静か、みたいなものまでは、完全には排除しきれないかと思います。

そして、これも大事なことですが、
なにせ第3章までしか読んでないから、
私も分かんないよぉ\(^o^)/ワハァ

目次機能でジャンプ可能(各項目の間にはクッション画像有り)なので、
「ここだけは覗こう」もいけると思います。
そこを踏まえたうえで、読むかどうか判断してくださいね!



さて、では、語りましょう!!!!



やっっっと来るのね!!オメガ城!!


長かった…………本っっ当に長かったぁ〜〜…………
去年の6月のタイトル発表、10月の会報から、
ようやくここまで漕ぎ着けた……
漕ぎすぎてオール燃えた……臭い……

もう、何だったん???この1年は???
オメガ城は有るのに無い?無いのに有る!!
これが新しい、色即是空、空即是色。
さぁ!あなたの悟りをサブスクで!(スキップする)

なんかさ…………。
そもそも、やっぱり、改めてもいいですか?
「オメガ城の惨劇」というタイトルが、
エグすぎてキレそう。何これ?
意味が分からん。
意味が分からん。(2回目)
え…………「ωの悲劇」の何位互換??


正直さ、これが素直に「ωの悲劇」というタイトルだったなら、
王道の、正統派の、限界オタクムーブでカタルシスを得ることができただろうに、
めちゃくちゃリアクションに困るわけ。
斜め後ろから刃物を持った人物に突然「すいません」て話しかけられて、キャアア〜〜!!って悲鳴を上げる流れかなと思ったら、

「あなたが落としたのは、このオメガ城の斧ですか?それとも惨劇の斧ですか?」

ァァ〜…………ア?

「あ、申し遅れました私閉じコンの女神メフィストと申します」

脳がフリーズする中、それでもオタクの深淵な無意識領域から答えるじゃん、
「ア〜……っスか。っとぉ〜……あっ……違っ……スね、ωの悲劇っていう……」

「正直でよろしい、ではオメガ城の惨劇SAIKAWA Sohei's Last Caseで授けましょう」

この女神は耳に藻でも詰まってんのかな?
え? つーか今なんつった? サイカワ?
「ちなみにこれ、ディアゴスティーニ方式だからバラバラに届くパーツを1年かけて組み立ててね」
え?めんどくさいな?
「創刊号無料だから。はい」
今ならお得なよく分からん斧の柄だけとりあえず渡され、顔を上げれば既に女神はインターネッツの泉に沈んだあとだった。

えぇ…………………………………?

ひとり立ち尽くす。
何度見ても、柄には、これみよがしにネイティブ発音な焼き印が、
〜SAIKAWA Sohei's Last Case〜(イケボ)
パ、
パードゥン???????

いや知らねぇけど何この凶器?!?!??
無理ゴスティーニ!!
これだめだよ!!一振りで胴を真っ二つの殺傷能力だよ!!
スプラッタ・リンツ・ライフじゃん!!(は?)


何が起こったのか分からなかったよね。
今も分かってないよね。
話聞かねぇ引きこもり女神の挙動恐ろしすぎた。
閉じコンの女神っつーかもはやオタサーの姫だよな。


なのに。
そんな問題作なのに、ダメ押しの、
殆どの人が読んで無ぇという異常事態。
正気に戻ったオタク、理性ムーブにより凶器を交番に届け、無事持ち主に返すファインプレイ。
あまりに草生えすぎてもののけ姫のラストシーンかと思ったわ。
(逆にあのシーンの草全部「w」だとしたらとんでもねぇラストだな)(?)



そんな感じで(?)始まったこの惨劇。
はい。メフィストの会員登録、しました、私。

も〜〜〜〜〜ぅ、初期は特にね、
会報の発送から電書からグダッグダで、
会員ですらネタバレ食らう可能性に戦々恐々よ。
信徒よ……ここで死にたくなくば、決して口にしてはならぬ……
「貴様、オメガ城を知っているか」
「しししし知りません!!」
「嘘をつくとためにならんぞ……!!」
え、隠れキリシタンか何か?SNSは踏み絵なの?
神推してたオタク、バリ不遇。まじ萎え。
天草四郎も空気読んで鍵垢にするレベル。


……実際のところ、
未読勢さんも大変だったと思いますよ。
SNSを使う以上、不意のネタバレの可能性もゼロではないし、楽しみとは言いつつ、
慣れないうちは無駄な緊張感や忍耐を要する場面に晒されたことも、無きにしもアラン・ドロンじゃないでしょうか……

既読勢さんは、ふせったなどを使ってはいたけれど、万が一無自覚にネタバレしようもんなら……
…………ね(震)
私はそれが怖かったわ……


そう、
未読勢さんに是非お願いしたいんですが、
オメガ城読み終わって、自分の読後のあれこれが一通り落ち着いたら、
既読勢のふせった遡って見てあげてほしい!!
骨を拾って!!笑
と言いつつ、書籍読了後にみんな揃って骨になったら、お互いの骨を拾い合うことになるけども。
「この鎖骨、あっちに吹っ飛んでましたよ」「これ、お探しの脛骨じゃないですか?」
思いやり。助け合い。

私的には「連載で1年かけて読んだ人」と「一気に読んだ人」の、それぞれの感想を見比べたいですね〜。
同じ作品において、読み方の差で生じる受け取り方の違いはあるのか、結構興味あります……面白そうだなぁと。


そして既読勢の方々よ……
本来そこに有るはずだった、
新作発売後に溢れる感想、沸き立つ空気感、解放感、そこでしか摂取できない栄養を、
ここで一気に取り返したいですね……
リバウンドで激太りしないように注意したいけど、骨になってる可能性もあるし、
生物としてどうなってんの?って感じですね。


はぁ〜〜〜〜………………

何か……

物語そのものも、勿論気になるけど、
この森の民の惨劇の現状回復というのも、
実際大きなトピックじゃないですか……
やっと一緒に逝けるね解放されますね……
早く読みたい……楽しみ……(感涙)




「オメガ城」=「ωの悲劇」なのか

オメガ城は誰なん?!
っていうのは、そっすね、ありますよね。
ちっとも分からん。
現時点ではそもそも、
何をもってして「=」とするのか基準がない。
と思います。

ひとまず、私がこの辺の問題に対して、今のところ判断材料としているのは、

・リアルの私はどこにいる?の巻末、著作リストで、「シリーズ外」の欄にオメガ城が記載されている。
・森公式HPのGシリーズのページに「完結」の記載がない。

この2点。
オメガ城がGシリーズでないというのは、ひとまずは確定でいいでしょう、現時点では、ね。
今後Gシリーズは別途で最終巻が出版されるのではないでしょうか。
というかもし出なかったら、こっちだって出るとこ出て、出すもん出しますよ。(出すな)

ただいかんせん、名前がアレだし、英題もアレだし、やっぱりなんなの?とはなりますよねぇ。
個人的には、

・今後出るかもしれないωの悲劇と何かしら関係がある?
・当初ωの悲劇として出す構想だったものの型落ちorアレンジ?
・ωをオメガとして消化して、Gシリーズ最終巻はまったく別の作品になったりする?

など、妄想してしまったりします。
これはもう、人によって見方は様々、諸説あり、
「議論の余地しかない」
ですね。(森タイトルになぞらえてドヤ顔)
議論したとこで分かんねぇか。(余韻のドヤ顔)

いわゆる「シリーズ外シリーズ」という謎枠も出来てしまったし、もうシリーズの縛りにあまりこだわってないんですかね……?
あそこに収まってる作品が、後に「やっぱりシリーズです」ってなることあるんだろうか?
「読者がそう望むなら」みたいな、そんな組分け帽子みたいなことはまぁ、まさか誰も言わないとは思いますけど。(言ってたんだよなぁ)
そんなわけで、オメガ城のポジションを現時点で確定するのは厳しくね?というのが私の見解です。




オメガ城、他のシリーズ未読でもいける?

森作品についてまわる、そう、
「単品でもいけるのか問題」
これに関しては、またも言わねばならない。
そう、歴史上何度も繰り返されてきた、
「単品でもいけるよ」
「でも他も読んでた方が面白いよ」

です。はい。他の森作品がすべてそう作られているように。

「サイカワ?何?」という方でも、ひとつの作品としては読めてしまうでしょう。
そして、直接的な関係の有無に関わらず、背景として他作品を知っていれば知っているだけ、より奥行きが生まれて面白い。
その構造自体は、今までと変わらないですね。
もう森テンプレです。

ので、未読作品がある方は、読んでおいた方が万全だろうとは思います。
もうずっとそうじゃん。これからもそうじゃん。諦めよ?諦めて読も?
全部読んだって、67作程度だから。
大丈夫よ、そんなもん四捨五入したら100だから。(励まし方を致命的に間違う)
そんなん言ったら、ガリガリ君なんか150種類以上あるし、白って200色あんねん。
67なんか余裕やで。(にっこりデカすぎバグ)




オメガ城、どれ買う?

オメガ城は10月14日に、
単行本、ノベルス、電子書籍が、
一斉に発売されます。
電子書籍も同日発売の情報は、問い合わせで確認しました。
で、もうご存知の方も多いと思いますが、

単行本 本体2850円 (税込3135円)

価格がバケモン。カツオはバカモン。(は?)
これが発表された時はざわざわしましたね。
単行本でこの価格、なかなか聞かないですもんね。
対してノベルスは本体1300円(税込1430円)とのことで、うーんまぁ割と普通。
単行本よりは手を出しやすいし、ノベルスで読む人も結構いますかね。

ちなみに歌の終わりは海が本体1200円、336ページなのと比べたら、オメガ城は432ページなのでむしろ若干割安?
本の単価設定の事情は知らないので、オメガ城が安いのか歌の終わりが高いのか分からん。笑

やはりラスボスは単行本。

女王の百年密室の単行本が、
約500ページ、箔押しで、本体1900円、
スカイ・クロラの単行本が、
約300ページ、透明カバー付きで本体1900円

比べて、
オメガ城単行本は、400ページで本体2850円。
いやいやいやいや。はは。
オメガ城ちゃんのミニフィギュア付き限定ホロスリーブ仕様シリアルナンバー入りかな???

装丁の原価によるものならこれ……どんな豪華絢爛な装丁なんまじで……。

私的には「ド畜生……オメガ城のてっぺんから下々の足元を見やがって……」と思いはしたものの、
このご時世、単行本で増刷は……との懸念から、
後々入手困難になる前に、記念に新品でコレクションとして買っとこかな。と思っています。(何の記念?)

正直単行本て読むの疲れるし、物理は入手が遅れるので、読むのは電書一択。
日付け変更、配信解禁とともに、第4章から最後まで、噛み締めながら、読もうと、思います。

ああ……それで終わるんだ……
俺たちの戦いが……やっと……
もし無事に故郷に帰れたら……その時は……
ハーゲンダッツとか食べよう……
(フラグ未満扱いでセーフ)




最近の森ミスに感じることとオメガ城

そんなわけで。(やっと終わりそうな雰囲気)

近年は、エッセイや新装版などを除くと、
WWシリーズとシリーズ外シリーズの双頭で刊行が続いていますが、
個人的に、傾向として「思考実験」みたいな雰囲気を感じています。
考え方や物事の在り方について、実験的にいじってみよう、新しい基準を用いて再試行してみよう、みたいな。

初期作品のエッジの効いたエンタメ性とか、中期作品における小説の形骸を壊す実験とは、また違ったフェーズなのかな、という。
特にWW以降はそれがどんどん強くなっているように感じています。皆さんはどうでしょうか?

その流れの中で、オメガ城がどんな作品として世に放たれるのか、怖さ半分、面白さ半分、まとめて興味本位100、みたいな感じでいます。

正直なところ、オメガ城のタイトル発表の時もそうだったけど、
「そろそろ終わりが来る」っていうのは、やっぱり薄々は考えるじゃないですか。
WWも折り返しだし、新作の刊行ペースもジリ貧だし。
エッセイを読む限りではこの先数年は出版はありそうなものの、10年先も新作が読めているとは、正直考えてはいないです。予防として、そう思っています。

そういう中でわざわざ、「もう書かない」と言っていた「サイカワ」の名を冠した作品が出るってのは、意味合いや程度がどうであれ、「こと」ではあるだろうと。
それはもう、森ミスをずっと追ってきた人であれば、そう思うなっていう方が難しくないですか?笑
今更涼しい顔しても、タイトル発表当時のSNSの阿鼻叫喚を覚えてるからな!!笑

書籍を読み終わり、全貌を知ったあかつきには、
作品単体としての評価とはまた別に、
後々振り返った時、なにがしかの意味で、
「ここでオメガ城だったんだよな……」
と震えるような体験として、あればいいなと。
それを、リアルタイムで経験した者の一人として、後世に語り継ぐことができれば、と。
そう願ってやみません。
(ドキュメンタリーへの出演依頼はDMへ)


物語がどう転ぶかは、最後まで本当に分からんし、(過去作の戦犯要参照)
どう転ぶにしても、
王道でも邪道でも、予想外でも予想通りでも、ハッピーでもアンハッピーでも、惨劇でも喜劇でも、分かっても分からなくても、面白くても面白くなくても、
多分そういうの全部ひっくるめて、
「これが、オメガ城だった……ってワケ、か……」
(と、独り言ちた)
という、この一年越しの読了の感慨は、あるんじゃないかなぁと思います。

そして私としては、タイトルにクソほどビビって本当にずっっっと全方位に疑心暗鬼バキバキの状態でここまで読んだので、笑
早く肩の荷を下ろしたい。
あまりに疑いすぎて、何でもないとこでも、
「釣りだろ」「一文字たりとも信じねぇ」など、
逆張りに継ぐ逆張り、もはや何が逆なのかも分からない円環へ到達しており、
もう疲れたのよ!!!!うんざり!!
あんたとはこれでおしまい!!


そんな、
森ミス界隈を混乱の渦に巻き込んだ作品。
ついに。
決着す。

この一年の締めとして、
これから先の森ミスへ繋がる一作として、
オメガ城がどんな物語を紡ぎ、
どう終幕をとげるのか。
その景色の中に戦友と共に立てる日をこころ待ちにしながら、
今暫くは、
夏の残響に身を委ねておくことにしよう。
季節が静まり、雄々しく隆起した雲が端から千切れていくまでに、そう時間はかからない。
「そこから先は、死線」
ちのはそう独り言ち、たかだか雑兵でしかない己をいやに陰影深く照らす月光が、白々と砂のように差し込む窓辺から、まだ初秋の夜明けが届かぬ空を遠く見やった。
これより国を発ち、城へ向かう兵士たちも今は束の間、夜の帳に匿われ、眠りの中に在る。

(キマった……)
(もういいからやめなさい)


それでは!!!!!!!!
長々とお疲れ様でした!!(どの口が言うん?)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

森の民の健闘を祈ります!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?