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「利用し合うのではなく、支援し合うような重なりを、まちの中につくる。」クルミドコーヒー
どもども。青木です。
今日は西国分寺駅にあるクルミドコーヒーに行ってきました。
そもそものきっかけといえば、CO-LABOMAKERの古谷さんから“ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~“をオススメいただいたことに始まります。こちらの本はマッキンゼーを経てベンチャーキャピタルの創業に参画した経験のある、影山知明さんがオーナーを努めてらっしゃるクルミドコーヒーのストーリーを中心に不特定多数経済から、特定多数経済への考察を深めるという本なのですが、ここで試行錯誤されていたことが非常に興味深かったので実際に行ってみました。
外観はこんな感じ。西国分寺駅から徒歩5分。木々に囲まれたカフェが見えてきました。
入り口を見上げるとこんな感じ。クルミをテーマにしたカフェとのことでリスでも走ってきうな、落ち着いた空間です。
ということでコーヒーと小説のセット(おしゃれだよね!!)を。手前のこけしは伝票です。
ここに来たいと思ったのが、「ゆっくり、いそげ」が面白かったからです。「ゆっくりいそげ」には“消費者的な人格”、“健全な負債感”など面白いキーワードがたくさんでてきます。
僕が実際の店舗で感じたかったのは本にも出てくる「クルミ」の話。長野県東御市からクルミを仕入れているのですが、このクルミ。「おひとつどうぞ」と書いてあるんです。これを、いくつも食べてしまう人がいた、というくだりがありまして。それを“いくつでも食べていい雰囲気を出してしまっていたのではないか”と自分達の雰囲気作りに求めるわけです。その“雰囲気”を感じようとおもいまして行って参りました。
メニューで目についたのがコーヒーと小説のセット。
これはきっと何か想いが込められている、と思って注文してみたら
8p、...54pと4種類くらいありました。54pのものを読んでたんですがコーヒー飲み終わるとちょうど読み終わる…みたいな。なんでしょう、それで体験が完結するような気分になりました。“ここで出るのが一番気持ちいいだろうな”と思ったのです。
コミュニティには自浄作用があります。コミュニティの色を明確に打ち出していくとそうでない人達が自然といなくなる作用です。人はその場にふさわしい雰囲気に合わせて自分の振る舞いを変えます。その雰囲気にこだわり抜かれたからこそ、クルミドコーヒーは13年の食べログカフェ部門1位に輝いたのではないでしょうか。
最後にメニューの一枚目にかかれていたテーマを。
「利用し合うのではなく、支援し合うような重なりを、まちの中につくる。」このテーマ、すごく良いなと思い、タイトルにさせていただきました。
読んでいただきありがとうございました。
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