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東北No.1ホストのネットワーク継承術

\お客様ご来店でぇーす!!/
\\いぃぃらっしゃーっせー!!!!//

東北(最大級の繁華街、国分町のとある小さな店舗で出勤辺りヘルプ指名率が)No.1ホストの千秋です、こんにちは。

コミュニティマネージャーの課題の一つ、後進育成。その中でも更に難しいネットワークの継承。何かネタがないかと探した時にありましたありました。ホストクラブです。別に隠しているわけではないのですが、私青木はかつて学業の傍らホストをしていました。しかしホストの世界も甘くはありません。そんな半端者の私が生き残る道、それは出勤辺りヘルプ指名率No.1(以下混乱を避けるためにヘルプNo.1)の道。つまり、先輩をヨイショしつつ、お客様に「まぁ本命じゃないけど頑張って盛り上げてくれるしいいか、(私のお金で)お酒飲んでいいよ」と言っていただく"ちょうど良いポジション"です。コミュニティの現場にいると「◯◯さんがいないならいいや…」と帰られてしまうことがありますよね。そんなのホストではありえません。本指が忙しくても絶対に楽しんでいただくのがホストです!

(ここから先は今はなき弊勤務先のお話しです)

駆け出しホストは"先輩ホストのお客様を必ず覚えて楽しんでいただく"というのが仕事です。その時の仕事術を思い出しつつシェアします。コミュニティにおけるネットワーク継承にも応用できるかな、なんて。


ヘルプとはなにか

ヘルプの定義を整理しておきましょう。
ヘルプとは指名が入ったホストとお客様の卓についてお酒を作ったり、タバコに火をつけたり、たくさんお酒を飲んだり(お酒のボトルが早く空けば次を注文してくれるので売上があがる)、という種々の仕事をする文字通り"ヘルプ"です。その中でヘルプNo.1のがもたらす意味は本指入ホストから見れば"自分のサポートに絶対入って欲しい人"、お客様からすれば"1000円払って自分の好きな盛り上げ役が来てくれる"という意味です。ありがとうございます。ちなみにヘルプは1指名もらえると500円がバックされました。

さて、ヘルプをする上で抑えておくべきルール(業界ではバクダンと呼ばれています)がこちら。

お客様の連絡先を訊いてはいけないし、予め知っていたとしても連絡を取ってはいけない

なのでヘルプで卓についた時は大変です。お客様の名前はもちろん何の話題で話したらいいのかわからないのです。※しかも自分も含めた登場人物全員が酔っ払っています。

そこで指名入ホスト達はヘルプが優秀なホストに対して自分のネットワークを継承します。
指名入ホストは人気が出てくるとヘルプが必要になります。指名被り(同じ時間に色んな卓で同じホストを指名している状態)が発生するとヘルプが頑張って間を繋がないといけません。本指が"ゴメンネ"と抜けたあとに来たヘルプの仕事が悪いとお客様はお酒を飲んでくれません(つまらなくて帰っちゃいます)。
これらが行き過ぎると派閥を生むわけですが、その説明は主題ではないので省きます。

ホストのネットワーク継承術<本指(紹介する人側)>

こちらは紹介する側のコツです。

1. きちんと紹介する
 ヘルプだからといって雑に紹介しません。ちゃんと紹介します。ちゃんと紹介する上ではヘルプの趣味や得手不得手、飲めるお酒の量や種類、鉄板ネタなどを把握しておかなければなりません。優秀なホストであればあるほどここに抜かりがないような気がします。

2.  名前をとにかく連呼する
 選挙の候補者と一緒ですね。お客様もヘルプも名前を連呼して双方ちゃんと顔と名前が一致するように名前を連呼します。特にホストクラブのお客様は源氏名でいらしてる方が多いので似たような名前が被ることも(下手するとリサが同じ空間に3人とか)。酔っ払った頭にも名前の連呼は重要なのです。

3. お客様にミッションを与える
 
ヘルプで忙しいような新人ホストはへいこらしてなんぼ(お客様はホストの成長を楽しみにする方も)なのです。自分に指名しているお客様に対して「こいつ俺が気に入ってるから鍛えてやってよ!」や「友達紹介してやってよ!」などミッションを与えていました。意外と覚えてらっしゃるもので、二回目の来店時にお客様から「最近頑張ってる~?」とお声がけいただくこともありました。紹介したヘルプを"一緒に育てて欲しい"と伝えることが仲間化を促すのでしょうかね。少し昭和の香りがするので出しどころは気をつけましょう。

ホストのネットワーク継承術<ヘルプ(紹介してもらう側)>

今度は紹介してもらう側の心得です。頑張っている感・優秀感(大事なのは"感"でいいところ)を指名持ちホストにも、お客様にも感じていただく必要があります。

1. 名前を連呼する

 ビジネスの世界では一人称を自分の苗字や名前で呼ぶのは子供っぽさが出ます。"私"や"小職"など一人称が数多くありますよね。でも下っ端ホストは写真を掲載してもらえるわけでもないので直接接している時にしか名前を覚えてもらう機会がありません。なので"千秋的には~"、"千秋感謝しております!"など無駄に自分の名前を突っ込む。もちろんお客様の名前も連呼します。「リサさん、お酒飲めますね!」「リサさん火をお付けします!」「リサさんありがとうございました!」名前を連呼しましょう。

2. 必ずメモを取る。

 どんなに酔っ払っていても必ずメモを取りました。書いて覚える、見返して覚える、「あれ、メモしたんですけど酔っ払って読めないです!」でボケる!!!!メモを取って悪いことはないです。お客様のことはちゃんと覚える、

3.  自分は紹介してくれた人のアクセサリーであると思い込む

 この覚悟が大事です。自分のプライド(価値)の設定はこれくらいが丁度いいと思います。紹介していただいた人の延長線上に自分がいることを念頭に置きます。テンションを合わせる、紹介してくれた人の意図を汲む、と考えても良い。その中で一番自分にしっくりくるのが"紹介してくれた人のアクセサリーであると思いこむ"でした。自分の服装はその人にとってのTPOを満たしているかどうか、今紹介してもらうのにためらわれることはないか。その人が"紹介したくなる自分"であるように頑張ることが大事です。


ということでホストのネットワーク継承術でした。
本指を超えられるわけではないですが、本指がいなくても楽しんでいただける、というところはコミュニティにも通じることがあると思います。「◯◯さんがいないならいいや…」という反応をされなくて済みますように。

以上です。ご覧いただきありがとうございました。

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Yuta Aoki

図書館で借りてきた本についてシェアしているのでもしサポートいただけたらちゃんと買わせていただきます。(学術書はいいお値段するんです)

仕事運が天を衝く勢いです。これはもう何やってもうまくいきます。
コワーキングスペース向けのCRMを開発してます。人の脳の関係で一度につながっていられる人の限界が150人程度だそうです。俺たちで人類の限界を超えてもっと繋がれる世界にしような。株式会社funky jump CEO