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ローゼンクロイツ〈薔薇十字団〉

17世紀の初頭にドイツで宣言書を
発表した友愛組織です。

宣言書の中身は、当時の統治者や
知識階級に対する改革の要求で、
改革に必要な秘教的知識の公開
の提案でした。

秘教的知識とは、キリスト教神秘主義、
新プラトン主義(ルドルフ•シュタイナー
もこれを掲げていました)、パラケルスス
の錬金術を中心とするものです。

宣言書を発表したのは、ドイツの大学で
「哲学」「医学」「神学」を勉強していた
若い学生の集団で、中心人物は、
ヨハン•ヴァレンティン•アンドレーエです。

ここで、ローゼンクロイツの名前の
由来について記したいと思います。

アンドレーエはシュトラスブルグで
「科学の結婚」という小説を著し、
そこには錬金術的秘儀が書かれて
いましたが、その小説の中に、
クリスチャン•ローゼンクロイツと
いう人物が登場するのです。

ローゼンクロイツは架空の人物
だと思われますが、この人物こそ
C-R-C、即ちこの団体の創始者だと
考えられるようになりました。

ローゼンクロイツ(ァー)は
「薔薇十字」と訳され、日本では
「薔薇十字団」と呼ばれるように
なります。

この団体は今でも形を変えて活動して
います。AMORC(アモールク)です。

バラ十字会と改称しています。
以下「バラ十字会」のHPよりの引用です。

現代のバラ十字会 は、宗教や政治のいかなる組織からも独立した歴史ある会員制の哲学団体です。当会は思想の自由を尊重しつつ、神秘哲学、人生哲学、形而上学、心の深奥の探究にご興味をお持ちの方々に、長い年月を経て検証され伝えられてきた知識を、講演、通信講座、雑誌などの形でご提供しています。男性にも女性にも、いかなる人種、宗教、社会的地位の方にも開かれ、「最大の寛容と、厳格な独立」をモットーに世界中で活動している当会は、多くの国々から、非営利公益団体として認められています。

「薔薇十字団」の発掘した秘教的叡智が
継承されているかどうか分かりませんが、
哲学団体であると謳っています。

どこにでも顔を出す私は、板橋なら
すぐ行ける距離だな、などと考えています。

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