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コイルの法則

こんなタイトルですが、厳密に言えばこのような法則はありません。勝手に私が命名したものです。

これは世の中の法則を表しています。

コンロの電熱線をご存知でしょうか。コイル状に巻かれたものが、一周して円を作り、輪になっています。

この輪を途中で切って、断面を上から見てみましょう。そこにはちょっとずつずれた円が無数に見て取れると思います。

その中をゆっくりゆっくりと電気が流れてくると仮定します。下から電気が上がって来て、輪の何処かに現れます。螺旋ですから当然、一周回ってまた同じ地点(X軸)に戻ってきます。

このように人生には繰り返し同じようなことが起こります。では、堂々巡りで全く進歩はないのでしょうか?そう感じるかもしれません。

しかし、視点を変えて横から見れば(これが重要)Y軸では座標が変わっています。そう、進歩しているのです。

電流はコイルある限り流れますので、また上から見たら、ほぼ同じ地点に戻ります。しかし、コイルはカーブしていますので微妙に2周目はX軸もずれています。

同じ事の繰り返しのようでいて少しずつX,Y軸共にずれています。そう感じない(毎日が退屈)なのは、Y軸から見ていないからです。

物事、同じように見えて、寸分の狂いもなく全く同じ事は起こりません。どこかが微妙に違っています。

こうやってちょっとずつ進歩(電流が走って)行った先はどうなるのか?

そう。始めに戻るのです。

なんだ、やっぱり繰り返しじゃないか。でも
そうではありません。二クロム線をコイル状に巻いたのは誰でしょう。そのコイルの端と端を結んで輪にする必要もあります。

輪を繋いでコイルを作ったのは、あなた自身です。

コイルが劣化し、新しい物が必要となった時、あなたはまた違うコイルを作るかもしれません。

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