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売れそうなものより売れるかどうかわからないものを作ろう(1/2)

おはようございます!

タイトル見て「それ逆じゃね?」と思った方いるかもしれませんが、合ってます。「売れそうなもの」ではなく「売れるかどうかわからないもの」を作る方が結果的にいいことがあるんじゃないかと思っています。まずは両者の定義から始めて、その後詳しく説明していきますね。


売れそうなもの作るってめちゃめちゃ苦痛

自分の中で「こういう作品作ったら売れそうだな」って思うものっていざ作るとなったらめちゃめちゃ大変なことが多いんです。

事前に準備しておかなきゃいけないことたくさんあって、設定作りや台本作りかなり大変。そもそも内容にあった女優さん探すのも一苦労で理想の子が見つからなかったら妥協する必要あるし、本番でお相手がこちらの思う通りに動いてくれることなんて稀。「このくらいならクオリティ担保できるかな」というラインを引いてある程度割り切る必要がある。

編集も大変。一発撮り撮って出し(シーンの順序や加工などをせず撮影した素材をそのまま使用する事)ができたらいいけどそんなわけにはいかず、時系列を変えてガチャガチャいじらないといけなかったり、少しでも見映え良くするため、もしくは見映え悪い部分をごまかすために色味の調整や細かいシーンのカット・修正を余儀なくされる。

発売する際もユーザーが一人でも多く食い付いてくれるように文言を細かく考える。FC2での販売だったら商品説明欄にベストシーンの切り抜き画像や動く画像(gif)を貼り付けて作者の作品に対する熱量を演出。myfansのようなファンサイトだったらベストシーンを上手く切り抜いて宣伝動画として無料動画投稿して一人でも多くの新規ファンを呼び込む施策をする。

こんなの毎日毎日根詰めてやってたらめちゃめちゃ辛くないですか?僕は無理です。理想では売れるための行動を毎日無駄なくやり続けることなのかもしれないけど、人間そんな売上最適化マシーンみたいに動くようには作られてません。どこかで限界が来て作業の手が止まったり、最悪の場合身体か精神を壊します。特に年齢が30過ぎてたりすると10代20代の時と比べて急激に体力が衰えます。全然無理が効かなくなります。

いくら売れそうなもの頑張って作っても売れない可能性は消せない

そもそも「売れそうな」作品です。「売れる」作品ではありません。自分の中で勝手に決め込んでいるだけで、実際売れるかどうかというのは作品を販売してみないとわかりません。ここは人によりますが、それなりに「売れそう」の勘が当たる人ととそうではない人がいます。後者は言わずもがなキツイですが、前者であれば多少なりとも自分の勘が当たったということで救いがあります。

しかし、100発100中で売れる作品作れる人なんてこの世に存在しません。必ず何本か「売れると思ったけど売れなかった失敗作」が生まれます。これは本当にキツイです。今までの努力が全部否定されたような気になるし買ってくれないお客さんに対して文句言いたくなります。「何かの手違いでちゃんと販売されてないんじゃないか?」「アンチが販売を妨害してるんじゃないか?」などとありもしないことまで考えてしまいます。

それもこれも、最初の「売れそう」という期待値が高いからこそ、売れなかったときの落差がデカいのです。それで期待通り売れたなら「売れてるんだから多少のストレスくらい我慢しろ!」と身体に鞭打って頑張れるかもしれませんが、大して売れなかったときは目も当てられません。まるでノルマに縛られてるブラック企業営業マンのごとく厳しいストレスにさらされます。そういう厳しい世界で生き抜く覚悟と体力と精神力があるならそのまま続ければいいと思いますが、大抵の人はなかなか耐え抜くのは難しいんじゃないでしょうか。少なくとも僕で一ヵ月も持ちません。

だったら最初から「売れるかどうかわからない」作品を作ればいい

同人AVビジネスに限らず、ビジネスは瞬間的に売ることよりも、売り続けて事業を継続させることが非常に難しいのです。売れる売れないを日々気にし過ぎるとすぐに疲弊します。早い人は数か月で、何とか頑張っても1年2年でもう無理ってなって潰れて消えていく人がほとんどです。3年以上事業継続できる人なんて超稀です。

僕の周りでも同時期に数十人か下手したら数百人が同人AVビジネスに夢を抱いて始めましたが、今ちゃんと生き残っているのは一桁を上回りません。みんな途中で消えていきました。中には瞬間的には月の売上500万とか行った猛者もいましたが、数か月間だけの一発屋で終わってしまいました。それほど売り続けるというのは難しいのです

だったら最初から「売れそう」なんてことを考えず「売れるかどうかわからない」作品を作り続ければいいのです。それだったらストレス少なく活動していけます。

すいません、言葉が足りませんでした。正確に言うと「売れるかどうかわからないけど自分が納得できるものを作って売る」です。「自分が納得できるもの」というものが超大事です。これを割り切って作り、それを全力で宣伝して売りに行くというのが最も持続性が高く、結果的に「売れる」作品の売り方だと思っています。

次回に続きます!↓目次の予告↓

自分が納得できるものとは何か?

売れそうなものを作るのと、売れるかどうかわからないものを作るの決定的な違い

ここまで考えて初めて「売り方」が重要になる

今も生き残っている人は〇〇と●●を上手く両立させている

↓記事更新しました↓


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