見出し画像

グレーを攻めるということ

アダルトビジネスに関わると「これはやっていいことなのかやっちゃいけないことなのか」という悩みに必ずぶち当たります。

女優探し、契約書、撮影、編集、販売のどの行程においても「これってセーフなの?」「これってアウト?」と疑問に思う部分が出てきます。真面目に活動している人ほどそう思う機会は多いでしょう。

完全にセーフだったら白、完全にアウトだったら黒、セーフ寄りのアウトとかアウト寄りのセーフとか真偽が曖昧なものに関しては「グレー」と言われたりします。

同人AV業においては「グレー」のことが非常に多いです。人よっては白と言うけれど、別の人からしたら黒と言われたり、はたまた世間的には黒と言われているにも関わらずみんなやっていてかつ許されているという現状から「これは白とみなしていいのか?」と思うようなものもあります。

今回の記事では同人AVの「グレー」な部分に関して書いていこうと思います。

世の中は白黒ハッキリしないことが非常に多い

最初に言っておきますが、「これは白であれは黒!」「これはアウトっぽいけど実はグレーで黒とは言い切れないからやっても大丈夫!」みたいにハッキリと物事を断言したり、ある意危険な助言をする意図はありません。

アダルト業界に限らず世間的にはグレーにまつわる議論が絶えません。

最近で言えば東京都知事戦において「グレー」にまつわる話題が浮上しましたね。

選挙ポスターにほぼ裸の女性の写真を載せた件と、公職選挙法で禁止されている事前の選挙活動をした疑いの件です。

前者は乳首や局部は隠している写真で、同人AV的には「わいせつ物には当たらない」とされるギリギリの基準の写真でしたが、都の迷惑防止条例に抵触するとして当事者に警告がなされました。

後者は既に弁護士より告訴状が提出されているくらい問題視されている案件です。

どちらも「これは行けるだろう」「これは黒とは言い切れないグレーだから攻めることができる」と判断して敢行されたものと思われます。

もし世の中で起こっていることが白黒ハッキリつけられるものばかりだったらこんなこと起こるわけありません。「セーフなのかアウトなのかわからない」「明確にアウトと言われた前例がない」などの理由からセーフと見なされる余地のあり、容認されるのか断罪されるのか判断つかない「グレー案件」というのは今とも多数事例が残されています

アダルトの事例

モザイク有り無しに関しては数年前まではとある都市伝説が蔓延していました。

ここから先は

2,300字

たった一人で同人AV(個人撮影AV)事業に挑戦している珍貝マコトの考えていることや制作の裏側を知れる…

入門コースBASIC(メルマガ)

¥1,000 / 月

入門コースPLUS(メルマガ+オープンチャット)

¥3,000 / 月
募集終了

修行コース(月1回個別相談)

¥10,000 / 月
募集終了

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?