オンラインを剥奪された中国の電子煙草売人は何処へ向かったのか。 Vol.2
今年も残りあと2日。
今回も引き続き中国の電子タバコ売人達が何処に向かって行ったのかについて書いていきたい。
2021年の年末だというのにオッサンマガジンを一生懸命更新して、私は一体何をやっているのだろうか、そんな感もあるがとにかく書いていきたいと思う。
コロナ禍に中国のマーケティング手法は网红(インフルエンサー)を使ったオンラインでの販促に急激にシフトしていったわけだが、これは電子タバコ業界でも同じである。
だが残念なことに抖音などの一部プラットフォームでは「電子タバコ」のクエリで検索しても、関連するインフルエンサーはほとんど見受けられない。
おそらくオンライン上で「電子タバコ」の普及に加担する形になる投稿に対してプラットフォーム側で全面的に規制しているのだと思う。
私は中国の電子タバコに対して比較的寛容なプラットフォームで電子タバコに関する投稿をしている中華系インフルエンサーを探した。
そして中国在住のオタク系オッサン達が大好きなbilibiliが電子タバコに対して比較的寛容な動画プラットフォームであることに気付いた。
ここからが、オンラインで中国電子タバコ売人の連絡先を取得する方法になる。
① 電子タバコ関係のクエリで動画を検索する。
暇な人は抖音でも同じクエリで検索してみて欲しい。
同じクエリでも抖音は何もヒットしない。
② 検索して出てきた中華系インフルエンサーを「片っ端から」フォローする。
すると自分の「消息」に、フォローしたインフルエンサーから何らかのフォロワーに対するメッセージが入っている。
③ 消息の内容を確認すると、何故か微信IDが記載されているものがある。
その微信IDを登録する。
④ 電子タバコの売人だった場合は微信上で普通に販売品を連絡してくる。
販売は独立した電子タバコ販売サイトで購入する形だったり、全て微信のチャット上でやりとりをして購入する形だったりと様々である。
もちろん電子タバコを販売していないただのインフルエンサー(?)の人もいる。
⑤ 買う。
届きました。
以上である。
このように現在はオンライン上でインフルエンサーから微信などへの誘導があり、そこから購買する形になることが基本だ。
だがこれもそのうち当局に取り締まられるだろうと思われるので、早めに電子タバコ売人の微信IDを持っておくと、色々便利だと思う。
なぜなら、これらの電子タバコ売人はよく中国で見かける商品以外にも、レアな欧米リキッドやデバイスも扱っているからです。
おそらく中国に点在している電子タバコのセレクトショップ実店舗でも微信を使って顧客の囲い込みをしてるんじゃないかと予想していますので、一度電子タバコ屋の実店舗に行って微信IDをもらっておけば、後はわざわざ買いに行かなくても快递で送ってもらえるんじゃないかな。
以上、タバコを吸わない人には全くもってどうでもいい話。
2022年も中国在住オッサンマガジンを宜しくお願い致します。
皆様、よいお年を。
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