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本当に「仲がいい」とは─『青のReflection』感想文



─それでは!


第よんじゅ……


第39回


あ、あれっ!? そっか……!


第39回、イルミネお泊り会in八宮家の開催を、ここに宣言します!



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<まえがき>
本記事はシナリオ『青のReflection』及びsSSR『Scoop up Scraps』八宮めぐるのコミュの内容を含みます。こちらのコミュをご一読の上お付き合いいただけますと幸いです。




…突然ですがみなさん、「イルミネーションスターズ」って知ってますか?勿論ご存じですよね。そう、この宇宙で最も尊い星座の名前であり、燦然と輝くトライアングルのことです。常識でしたね。改めまして、ぱーるです。前置きはこんなもんにして早速コミュを振り返っていきましょう。

オープニング  くじらの心は底知れぬ

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もしかして初の関西弁キャラ??

イルミネの3人がロケ番組出演し、辛口コメンテーターに「宿題」を出される話。正直このテーマはいつか来ると思ってました。イルミネは尊い、仲がいい、喧嘩なんて見たことない─。喧嘩してほしいわけではないですがぶつかり合わないことが絆の証明というわけでもないので、イルミネの「仲のよさ」に対して疑問符を投げかけてくる展開がいよいよ来たかという気持ちです。

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この「宿題」への回答がゴールです。なんだか感謝祭と構図が似ていますね

第1話 こいぬは先触れワルツを踊る

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まさにイルミネのノリって感じのワンシーン

結論から言えばこの話で「宿題」の核心に触れます。それを確信に変えるのがこの後のお話。うまいこと言ったな。

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上の各シーンや真乃の言う通りもうピースは揃っています。あとはきっかけだけ。

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意外と肝なのはこのシーンかなと思います。発言の内容はその通りなのですがそこよりも、シャニPが早々に3人に任せ見守るスタンスをとったということです。イルミネは他のユニットと違って全員が同学年で、年若いユニットです。全員が対等ですが、その代わり率先してメンバーを導くリーダーや年長者もいません。その分シャニPが彼女たちを導いてきたわけです。過去のシナリオで必ずしもシャニPの存在が大きかったわけではないですが、今回はこんなど序盤で退場宣言です。あとは3人の問題、と。このことから、ここで描きたいこととは、

全員が対等なイルミネーションスターズは、食い違ったときどうするのか

というユニットとしてのある意味の特異性かと思われます。凄いのはこれを描くために3人を食い違わせてるわけではないということ。逆に言えば、真の意味で彼女たちに試練が訪れるのはもっと先かもしれませんが。

ところでサクッと決まってた「お願い」ですが…

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ここで決まってました。ポテトチップスのようにサクッとね

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ここの天丼すき。あとめぐるの表情もすき

第2話 麦熟れ星はみかん色

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キン肉マンの王位継承編を思い出したのは私だけでいい

番組の導入部分です。スタートからあぶり出しを要求してくるあたりなかなか気合いの入った企画です。イルミネのやりとりはいつ見ても可愛いな…。ワッフル屋の鉄板であぶり出すという頭脳プレーで難なく切り抜け次に進みます。

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順調、順調。果たして

第3話 野を行く乙女の白真珠

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トラブル一件

天文台へと着き、企画の趣旨が説明されます。子どもたちが楽しめるようやはり気合いの入った企画の様子。イルミネも気合い十分です。いよいよ「星探し」が始まりましたが、ここでトラブルも発生します。参加している子どもたちが喧嘩しているところを休憩の合間の真乃目の当たりにします。ふふっ、冴えてるわ、今日。

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自分たちにはできなかった「喧嘩」をする子どもたちを見て、コメンテーターの言葉を思い出し逡巡します。が、

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この企画を楽しいものにしたいという気持ちから話を聞く決心をします

はてさて…

第4話 しっぽの先を追いかけて

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これはなんだか言葉に重みのある灯織

意を決して話しかけようとした真乃でしたが、

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少年の涙を見てしまい失敗してしまいます。男ってのはさ、泣いてるところなんか見られたくねーもんなのさ…。灯織とめぐるにそのことを相談し、今度は3人で少年たちのもとへ急ぎます。いやぁ心配ですね…

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…少年たちの性癖が破壊されないかどうかが。イルミネお姉さん3人組はちょっと刺激が強すぎるのではないでしょうか…

閑話休題。ここでの話し合いの中で、「宿題」への手がかりがちらほらと出てきます。

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少しずつ答えが見えてきましたね?ではもう少し見守ってみましょうか

第5話 瞳を凝らして、見える光

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一触即発!?イルミネの選択は─

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突撃…?

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いえ、彼女たちは「何もしない」ことにしたのです。そして─

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こうして彼女たちが見守る中、少年たちの喧嘩は終わりました。喧嘩中と終わったあととで「ほんとそういうとこ」のニュアンスが変わるのがほんとに仲直りしたんだなと感じさせるポイントですね。

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「喧嘩するほど仲がいい」、こんな喧嘩もある、というよりこんな仲のよさもあると分かったのでしょうね。

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ロケ後半戦楽しそうに「星探し」をする子どもたちと胸のつかえがとれたかのようにすっきりとした様子の真乃が描かれます。つまりこの時点で真乃、いやイルミネとして「宿題」が終わったことを示しています。なので…

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いよいよ決着の時ですね

第6話 結んで、春の大三角

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ここ全プロデューサーの心の叫び

「星探し」も全てのお願いを見つけ出して終了。お願いを叶えていきエンディングという美しい幕引きですが、まだ最終決戦が残っています。それではその模様をダイジェストでお送り致します。

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はいもう、ご覧の通りイルミネの勝利です。「宿題」に答えることができました。ちゃっかり番組的にもいいラストシーンの提供ができそうですね。

さて、あえて言葉にするのも無粋かとは思いますが、真乃が答えた「宿題」の答えとは結局何だったのかまとめてみましょう。出題形式と合わせて今回の結論をとなることとは、

ぶつかり合いたいわけじゃなくて、気持ちの伝え方はいろいろある

これはイルミネで言えば、相手の主張が違うと思ったとき、自分のしたいことが相手のしたくないことだったとき、それが本当の気持ちなら話し合おうということです。これはもともと確立していました。

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「ハクチョウとクマのポルカ」にて答えありきではなくそれぞれの見え方・考え方で話し合う姿(テーマはほんわかですが)が提示されています。ただそれはぶつかり合いたくないからなんじゃないの?っていう横槍が今回の「宿題」でした。ですが彼女たちは「喧嘩」を目の当たりにして「喧嘩するほど仲がいい」「仲がいいからこそ何でも言える」ということがあると知りました。自分たちとは違う気持ちの伝え方を知ったわけです。これによって自分たちは気持ちを伝えるために喧嘩じゃなくて話し合ってるんだと確信したのです。つまり…

イルミネは喧嘩にならない

喧嘩しないのは「自分」がないからでは?

「自分」の気持ちの伝え方はいろいろある

本当に「仲がいい」とは、「自分」の気持ちを伝えられる関係のこと

これが「宿題」の答えになります。わたしたちにはわたしたちの、子どもたちには子どもたちの気持ちの伝え方があって、それは他所からとやかく言われるモンじゃないよってことですね。みなさん見えました?これが春の大三角…イルミネーションスターズというトライアングルです。

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最後に真乃のお願いが選ばれます。番組的にもオールオッケー

エンディング 地に満ちるは幾千の星

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見えますか?夜の青に反射する煌めく星たちが─

場面が大きく変わり、空港。次の現場は随分遠くのようですが、フライトを待ちながら今回の一件を振り返るというエンディングです。そこで「宿題」の答えを背景に、灯織が「お願い」について自分の気持ちを話します。

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灯織は学校で行うライブについて強い思いを抱いています。それは灯織のアイドルとしての成り立ちに関わる話ですが、ここでは割愛します。大事なのは灯織はその個人的思いが強い「お願い」について、「私のエゴ」だと感じており、それに2人を巻き込んでいるのではと抱え込んでいました。しかし結果として「宿題」を乗り越えた今、「自分の気持ちを伝えて話す」ことがイルミネなのだと再認識し、灯織は2人に打ち明けることができました。要はここを描くためのシナリオだったと言ってもいいでしょう。実を言うと『青のReflection』というタイトルについてずっと意味を考えていたのですがもしかすると、灯織(=青)が内に秘めていた思いを真乃とめぐるに打ち明け、光が反射するように3人のものとして共有されるさまを描いたタイトルなのかもしれません。こじつけですけどね。

ちなみにこの遠出のロケの思い出を「光の海で逢いましょう」で話しています。スクラップブックを作るみたいですね。ロケの様子もコミュでくれよ…

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「気持ち」に触れる─。思い出の写真を選ぶということも「気持ち」を伝える形なんだなと思わせてくれますね。

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きっと素敵なスクラップブックになったことでしょう

まとめ

いかがだったでしょうか?なんか感想文というよりシナリオ実況生中継のような仕上がりになってしまいました。シャニPと同じく見守るスタンスをとっていたからでしょうか。自分なりの「気持ち」は綴れたと思いますけどね。伝わっているでしょうか。ただイルミネが向き合った「宿題」のようにシナリオの見方・考え方は一様ではないと思います。いろいろな楽しみ方が生まれる一助になっていれば幸いです。今回のシナリオを通してイルミネの3人が何か大きく変わったということはありません。自分たちの在り方を確認したって感じですかね。思えばアンティーカの『見て見ぬふりをすくって』もそんな感じだったかも。ユニット単独ライブを扱う新プロデュースシナリオ『Landing Point』への布石かもしれません。期待が高まりますね。今後もシャニマスから目が離せませんね!今回はこれで締めたいと思います。ここまでお付き合いくださりありがとうございました!



おまけ 個人的『Scoop up Scraps』

感想文中で拾えなかったシーンをまとめたスクラップブック的なもの

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シャニP出番少ないのにべったりな灯織。かわいいね

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シャニPの数少ない活躍(?)シーン。口々に制止するのすき

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八宮めぐるならぬ八宮ぐるめ…!なんつって

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※参考『Star n dew by me』

小学校の転校までアメリカに住んでたってことかな

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※参考 『花風Smiley』

限定との連動(?)要素 あと結華にカメラ習いに行け~

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めぐひお4コマ

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こ   こ   す   き

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お   し   ま   い

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