![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142269366/rectangle_large_type_2_59516b33b2593918d3842ac011c403bb.png?width=800)
X(旧Twitter)で漫画を拡散する方法
ぬこー様ちゃんさんが、X(旧Twitter)で漫画が拡散しやすくなるフォーマットと、その理由を解説しておられました。貴重な内容なので、備忘録も兼ねて転載しておきますね。
新人漫画家さんや漫画家志望さんはチャンスです。
— ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新 (@nukosama) May 29, 2024
フォロワー数やアカウントパワーに関係なく、
投稿や持ち込み用に描いた読切漫画がかつてないほどXで拡散されやすくなってます。
投稿時のフォーマットと拡散される条件をまとめましたので参考にしてください。
【投稿フォーマット】…
新人漫画家さんや漫画家志望さんはチャンスです。
フォロワー数やアカウントパワーに関係なく、
投稿や持ち込み用に描いた読切漫画がかつてないほどXで拡散されやすくなってます。
投稿時のフォーマットと拡散される条件をまとめましたので参考にしてください。
【投稿フォーマット】
・漫画タイトル 0/n 見出しのコマ
・漫画タイトル 1/n 漫画4枚
・漫画タイトル 2/n 漫画4枚
・漫画タイトル 3/n 漫画4枚
(略)
・漫画タイトル n/n 漫画4枚
・他作品への誘導
※nは必要なツリーの数によって置き換えてください。
【拡散条件】
・全体を読み終わるまでに2分以上かかるボリューム
・見出しのインプレッションを除いて1/n 2/n 3/nのインプレッションが極端に落ちてない
つまり最後まで読んだ人間が多ければ多いほど、漫画全体のポスト価値が高まりフォロワー外のタイムラインに表示されやすくなります。
つまりあなたの漫画に
・興味引くようなキャッチーなシーンがある
・ストレスなく読みやすい
・最後まで読むほど面白さがある
この3つがあるのであれば絶対伸びます。
逆に伸びないのであれば修行が足りないのでいっぱい漫画かいてください!!!!
質問あればリプ欄でどうぞ!!!
①見出しのページを付ける
X(旧Twitter)のポストを連続したツリーにする場合、最初のポストには絵は1枚だけのほうが良いようです。
4枚まで添付できますが、そうするとy小さなサムネイルの集合体になってしまって、どんな作品か分かりづらくなりますので。漫画における表紙のようなもので、アイキャッチとなる、印象的な絵を入れると良いでしょうね。
作品タイトルと著者名も、入っていたほうが良さげです。
②作品世界に引き込む序盤
あさりよしとお先生が、扉をめくって最初の2ページで、読者を引き込めないとダメだと、以前語っておられましたが。
日本の演芸などで言う掴み、映画用語だとフックと呼ばれる、最初の観客を引き付けるモノが必要で。ぬこー様ちゃんさんの、
・漫画タイトル 1/n 漫画4枚
ここでどれだけ読者を掴めるか。
③呼び屋と聞かせ屋が必要
絵が上手ければそれ自体は引き付ける力にはなりますが、それは読ませる力とはイコールではありません。
落語家の春風亭柳昇師が、呼び屋と聞かせ屋という言葉を残されました。
・寄席や演芸場に客を呼ぶ力のある呼び屋
・来た客を満足させる力のある聞かせ屋
この両方の要素がないと、読者は付いてきてくれません。
絵の巧さは必要ですが、もっと必要なのがキャラクターの魅力やストーリーの面白さです。
④説明よりも事件を起こせ
投稿者でつい、状況や設定の説明をしがちですが。
ゲームの世界観やルールの説明と、漫画の出だしは似ている部分はありますが、ちょっと違うように思います。
これまた、あさりよしとお先生が語っておられましたが、説明よりもまずは事件を起こし、読者の興味を引き付ければ、説明は後回しでも良いんですよね。
説明シーンになる度、流れが止まって、付き合わされている感が強くなる某作を観ていて気付いた事。
— 浅利与一義遠 (@hologon15) January 21, 2022
設定の説明は、作中人物と観客の興味や疑問が重なるように誘導されていれば、それと意識せずにスルスルと入るが、ただ説明台詞を並べても、作り手側の都合の押し付けにしかならん。
自重
説明シーンになる度、流れが止まって、付き合わされている感が強くなる某作を観ていて気付いた事。
設定の説明は、作中人物と観客の興味や疑問が重なるように誘導されていれば、それと意識せずにスルスルと入るが、ただ説明台詞を並べても、作り手側の都合の押し付けにしかならん。
自重
昔読んだポストが見つけられなかったので、似た内容のポストを転載しました。こちらも、とても深い内容です。
⑤オマケで付加価値アップ
「全体を読み終わるまでに2分以上かかるボリューム」というのは、ちょっと難しいですが。人によって、読むスピードは異なりますからね。
個人的には30ページとかの作品を、Twitterで読むのはやや辛いという人もいます。読みやすさで言えば、4ページとか8ページの作品が、読みやすいのですが。
ではそこで、一工夫を加えるならば、あとがきのようなオマケのページを付け、そこにはある程度の文字量のインフォメーションやコラム、簡単なエッセイを付ける―というのもひとつの手でしょうね。
作品に読み応えがあった上で、そういうオマケはあんがい、読者的には美味しいですから。あくまでもショートが得意な方の、余技として。
設定とシノプシス、有名俳優だけでは映画にならんという話よな。
— 浅利与一義遠 (@hologon15) January 12, 2024
そこだけなら面白いんだけど、ドラマの動線、コード進行が作れないと、ネタが並んでいるだけ、こちらが楽しめずに、ただ説明を受けている状態になっちまう。
まぁ、本作については嫌いではないけれど。
設定とシノプシス、有名俳優だけでは映画にならんという話よな。
そこだけなら面白いんだけど、ドラマの動線、コード進行が作れないと、ネタが並んでいるだけ、こちらが楽しめずに、ただ説明を受けている状態になっちまう。
あさりよしとお先生の金言を、噛みしめて。面白い話を作って行きたいですね。
以下は諸々、個人的なお知らせです。読み飛ばしていただいても構いません。
筆者の小説(電子書籍版)でございます。お買い上げいただければうれしゅうございます。
文章読本……っぽいものです。POD版もあります。
筆者がカバーデザイン(装幀)を担当した、叶精作先生の画集です。POD版もあります。
投げ銭も、お気に入りましたらどうぞ。
サポート、よろしくお願いいたします。読者からの直接支援は、創作の励みになります。