X(旧Twitter)で漫画を拡散する方法
ぬこー様ちゃんさんが、X(旧Twitter)で漫画が拡散しやすくなるフォーマットと、その理由を解説しておられました。貴重な内容なので、備忘録も兼ねて転載しておきますね。
①見出しのページを付ける
X(旧Twitter)のポストを連続したツリーにする場合、最初のポストには絵は1枚だけのほうが良いようです。
4枚まで添付できますが、そうするとy小さなサムネイルの集合体になってしまって、どんな作品か分かりづらくなりますので。漫画における表紙のようなもので、アイキャッチとなる、印象的な絵を入れると良いでしょうね。
作品タイトルと著者名も、入っていたほうが良さげです。
②作品世界に引き込む序盤
あさりよしとお先生が、扉をめくって最初の2ページで、読者を引き込めないとダメだと、以前語っておられましたが。
日本の演芸などで言う掴み、映画用語だとフックと呼ばれる、最初の観客を引き付けるモノが必要で。ぬこー様ちゃんさんの、
・漫画タイトル 1/n 漫画4枚
ここでどれだけ読者を掴めるか。
③呼び屋と聞かせ屋が必要
絵が上手ければそれ自体は引き付ける力にはなりますが、それは読ませる力とはイコールではありません。
落語家の春風亭柳昇師が、呼び屋と聞かせ屋という言葉を残されました。
・寄席や演芸場に客を呼ぶ力のある呼び屋
・来た客を満足させる力のある聞かせ屋
この両方の要素がないと、読者は付いてきてくれません。
絵の巧さは必要ですが、もっと必要なのがキャラクターの魅力やストーリーの面白さです。
④説明よりも事件を起こせ
投稿者でつい、状況や設定の説明をしがちですが。
ゲームの世界観やルールの説明と、漫画の出だしは似ている部分はありますが、ちょっと違うように思います。
これまた、あさりよしとお先生が語っておられましたが、説明よりもまずは事件を起こし、読者の興味を引き付ければ、説明は後回しでも良いんですよね。
昔読んだポストが見つけられなかったので、似た内容のポストを転載しました。こちらも、とても深い内容です。
⑤オマケで付加価値アップ
「全体を読み終わるまでに2分以上かかるボリューム」というのは、ちょっと難しいですが。人によって、読むスピードは異なりますからね。
個人的には30ページとかの作品を、Twitterで読むのはやや辛いという人もいます。読みやすさで言えば、4ページとか8ページの作品が、読みやすいのですが。
ではそこで、一工夫を加えるならば、あとがきのようなオマケのページを付け、そこにはある程度の文字量のインフォメーションやコラム、簡単なエッセイを付ける―というのもひとつの手でしょうね。
作品に読み応えがあった上で、そういうオマケはあんがい、読者的には美味しいですから。あくまでもショートが得意な方の、余技として。
あさりよしとお先生の金言を、噛みしめて。面白い話を作って行きたいですね。
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