三日坊主ヒロイン ひなた

どうも~千夏です。今回は朝ドラ、カムカムエヴリバディについて書きます。
ダイジェスト版で見ているため、
自分が成長した姿のひなた(川栄李奈・3番目のヒロイン)を見たのは一昨日、
土曜日が初めてでした。

ひなたは三日坊主で何も続かないことと高2が終わっても進路が決まらないことに悩んでいましたが、そんなヒロインを見て自分は興奮しました。

朝ドラヒロインに今までいないタイプだなと思ったからです。

実際にモデルがいた物語は別として、
どのヒロインもたいていは幼い頃から夢があって、恋をして結婚をして、夢に向かって努力し続けるという設定があります。

(一度安定を求めて就職してから、リスクを負ってでも目指すという設定は「まれ」にありましたし、上京してから夢が決まるというのも「ちゅらさん」にありました。しかし、まれは安定を求めて公務員の試験のために努力していますし、「ちゅらさん」のヒロイン・えりいは上京するために大学の勉強とアルバイトを続けています。夢が決まるまで努力ができずすぐに投げ出すヒロインはあまりいないのです。)

夢がすぐに決まっている、または何事も努力し続けるヒロインたちは立派だけれど、遠い存在に感じていました。

カムカムエヴリバディのテーマの一つはラジオの英語講座ですが、
このドラマが始まる前から英語講座って挫折する人も少なくないしそんなに続くものなの?
と思っていました。
ペラペラと喋れるようになる1代目ヒロイン・安子(上白石萌音)、親子の時間として英語講座を楽しむ2代目ヒロイン・るい(深津絵里)、初めは頑張るんだけれど1週間で投げ出す三代目ヒロイン・ひなたと
それぞれ違うのがおもしろいのです。

三日坊主だった自分もラジオ英会話はなんとか1年続きましたが夏休みの宿題は中1までギリギリまでやらないタイプで、進路も高3の夏休みまで決まりませんでした。今やっている宅トレとこのnoteが続いているのが奇跡的だと思えるくらいで高校の終わり(大学の推薦が決まった高3の冬)まで何も続いた試しがありませんでした。


高3まで進路に悩むのも、コツコツ努力をするタイプではないのも、今までにあまりいないヒロインだと思いなんだか嬉しくて仕方がありませんでした。
今回は3人の物語なので、祖母と母の二人が苦労人であるからこそ努力できないヒロインが引き立ちますし、時代背景もあるとは思います。
もし安子もるいも努力できないタイプだったら英語講座をテーマにしたドラマとしてはテーマがわかりにくくなるかもしれません。

安子が未亡人となったり、安子とるいが生き別れになったり、るいが事故にあったり、るいの恋人が生きがいを失ったりと不運続きの朝ドラだったので、ひなたの章はほのぼのして見えますし応援したくなります。

ダイジェスト版で見ていましたがひなたが気になるので毎日見ることにします。

自分も三日坊主なので続くかわかりませんが、
話を追ってみたいです。


追記

ちなみに何かを投げ出したり楽をしようとする登場人物は意外といます。

まれの父は職を転々とする人ですし、「ちゅらさん」のえりいの父・恵文と兄・恵尚も楽をしたがるタイプです。「とと姉ちゃん」のヒロイン常子のおじ、鉄郎も一発あてて暮らしていこうとする人でした。

ダメな家族を見て努力するというパターンが多いのかもしれません。

(2022,2,15)



それではまた~