薬剤師のこれからのあり方
地方の中小病院で薬剤師をしているChinaroと申します。薬剤師歴は5年目。小児科、産婦人科、血液内科、腫瘍内科など重めの科を経験したことない薬剤師です。
5年目となると、日常業務の手順にも慣れてきて、普段の業務に対してどのように専門性を発揮して患者のためになるか?また、病院経営的にどのようなことが求められているのか?についても視野を広げることができるようになってきました。
5年目の薬剤師として考えたことをつらつらと記載させていただきます。
これからの薬剤師に求められるものとは?
①専門性の発揮
②病院薬剤師と保険薬局薬剤師の垣根の撤廃と協働
①については、ひしひしと感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
今年度より医療薬学会の認定制度の仕組みが変更となったことをご存知でしょうか。
知らなかった方は是非調べてみて下さい。
何が変わったかというと、大きくは2点になるかなと思います。
1)医療薬学の認定制度では、専門領域の知識はもちろんのこと、基礎として薬物療法認定薬剤師として知識も求められることになったということ。
まあ、簡単にいうと、スペシャリストになるんだからもちろんジェネラリストとしても基準に達してますよねって考えかた。
2)上記の認定制度にも関係しますが、保険薬局薬剤師さんの認定についても医療薬学会で認定されることとなりました。
今は外来で抗がん剤治療を行い、経過のモニタリングについては保険薬局薬剤師が行うっていうパターンもざらにありますからね。
Twitterでも呟いたことがありますが、病院と保険薬局で抗がん剤治療中の方に使用するトレーシングレポートを独自に作成して、保険薬局との連携を密にしようとする病院が増えていますからね。そういう時代だと思います。
加えて、今は議論が進んでないと思いますが、そのうち自分の電子カルテを患者自身が携帯する日がくるのだと思います。
現在もとても速いスピードで世の中が変化しています。
今薬学生のみなさんも、これから薬学部を目指すみなさんも、現場の状況は刻一刻と変化するため頻繁に情報収集を行うよう注意しましょう。
答えられる範囲であれば質問にも対応します。
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