個人輸入をしてBtoB販売

輸出入に興味がある方にどのように輸出入を説明すれば良いか?考えたのですが、一から説明すると細かく細かくなってしまうので、実際お手伝いしたことを元に流れを説明してみようと思います。

私の元上司が、定年を迎えました。契約社員として、配送部に異動し、まだ同じ会社で勤務していますが、給料が大幅に減ったのと、定時で仕事が終わるので、副業を始めるのとの事で手伝ってほしいと連絡がありました。元上司は昔ながらの営業マンで、年齢の割にはインターネットを駆使していると思います。アダルトサイトをみて、お金を払えと連絡が来ている!どうすれば良いか?と数回相談を受けました。※無視してください!と、その都度伝えました。ネットは普通に使えるので、ネット販売をしたい、仕入れを手伝ってくれとの事でした。

まず第一に、何を仕入れ、どのように売るのか?が定まっておらず、それも一緒に考えることになりました。元上司の考えは、消耗品を販売したい。消耗品なら、値段を下回れば、継続して注文が来るのでは無いか?との事でしたが、とりあえず、それが出来るなら皆やっています!と却下しました。ネットの醍醐味は、ニッチな商品でも欲しい人が探して見つけてくれることである旨、説明し、もっとターゲットを絞るべき!と伝え、ペルソナ設定を進めましたが、動物が好きなので、ペット関係が良いと押し切られ、ペット関係で考えることにしました。

ペット関係を調べると、まず、ペット関係は失敗するとの答えが出ました。理由は、ペット好きはペット関係にお金をかけてくれる面はあるが、それだけ、供給者も多いからです。しかし、どしてもペット関係が良いとのこと、何とかたどり着いたのが、猫の爪とぎとキャットタワーでした。爪とぎは消耗品、キャットタワーは、お客さんが一度購入すると再購入は少ないが、その分、大手小売りは利益を取って販売しているので、下をくぐれば可能性がある為。

早速、仕入れ先を探しました。やはり、この手の商品は中国が安いので、中国の仕入れ先で、貿易公司にするか?メーカー直にするか悩んだのですが、仕入れ代金に100万準備しているとの事と、商品の仕入れ先が分散しないという事もあり、アリババで、メーカーを探しました。3社ほどピックアップし、こちらの仕入れ意思を伝え、カタログを入手。最も積極的であった1社に決め、8アイテム仕入れる事にしました。

仕入れるにあたり、20fのコンテナにし、条件はFOB、半金前TT,商品到着後、残金としました。あとはフォワーダー(港に到着してからの通関、配送手配してもらう会社)をあたったのですが、個人はお断りとの事で、3社断られた時点で断念し、中国側のフォワーダーの日本法人にお願いすることにしました。

港に荷物が届き、元上司の家が元農家であったため、そこに商品を配達してもらう予定であったが、20fのコンテナが家の前の道に入れないとの事で、急遽、港でデバンし、4tチャーターに切り替えてもらい、配達してもらうことになりました。予想外の経費でしたが、何とか商品を元上司の納屋に収めることができたので、一安心しました。

そこからは、事前に準備していたアマゾン、ラクーンのBtoNに商品アップ、Baseも開設しましたが、Baseでの売り上げはゼロです。先週、2か月たって、半分商品が売れ、ブレークイーブンポイントを越えれたので、報酬として、コロナの中、飲みに行けないので、アサヒスーパードライを2ケースもらいました。いつも発泡酒なので、うれしかったですが、もらう際に、完売したら、もう2ケースくださいよ!と言わせてもらいました。もう少し売れたら、追加を検討したいとの事ですが、商品の幅を広げたほうが良いと伝え、売れそうな物を調べてみるとの事でした。

以上が、最近あった実例となるのですが、副業として説明していくと話が長くなるので、輸入にクローズアップして少し説明をすると、

商品を仮に中国から正攻法で仕入れる場合、大きくは2つあります。 

・貿易公司から仕入れる(商社から仕入れると思ってください)

・工場から直接仕入れる

貿易公司から仕入れるメリットはいろいろ幅広く商品を集めることが出来、一緒に輸入できる。デメリットは公司がコミッションを取る。品質面で不安が残る。

工場からの直接仕入れは、値段が最安値であるのと、日本向けで品質に関して注意出来る。※欧米向けしか輸出していない先は要注意 デメリットは商品の幅が狭い。数種類の商品を狭く深く仕入れないとわりに合わない。

資金に余裕があれば、工場から仕入れるほうが良いと思います。ただ、量が増えれば、商品の保管先も必要となるため、副業として始めるならおすすめは貿易公司で、倉庫、納屋を持ってない方は、トランクルームなどに商品を確保することをお勧めします。

次回は、上記、貿易条件に付いてnoteして行きたいと思います。

ありがとうございました。

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