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フリーランスの成長を妨げる「時給思考」という落とし穴

「時給思考を手放そう」。

この言葉を駆け出しフリーランスの頃に授けられていたら、そしてその言葉を素直に受け止めて実践できたら、どれだけの機会損失を回避できるでしょう。

今回お話しする時給思考とは、仕事を単純にかかった時間で割って=時給換算してしまう考え方です。

動画編集1本5,000円じゃ割りに合わない。
6時間以上かかるんだから、だったら1,000円のバイトしてたほうがマシ。

駆け出しのあなたが実際どれだけ優秀だとしても、クライアントはまだ知らないです。知る術がないです。

相手にとって何の損失も無い、ノーリスクの状態で価値を感じてもらえれば、継続・紹介へつながるので『急がば回れ』で落ち着いて1つ1つ取り組んでいただきたいです。

「時給思考を手放そう」と思えるかどうかは、1つの試金石ともなります。

本当にその人と働きたい、その人の仕事内容を理解してサポートしたい、他の人よりも自分が1番適してるんだ!って思えていたら、最初にどれだけ先出しになってもよいです。

お金以外で言うと経験値です。

たしかにお金にはならなかったかもしれない。

だけど、

・工数が把握できる
・仕事の流れがわかる
・自分に足りないとこ見えてくる
・実案件を体験できる
・反省材料ができる

という部分においてはプラスの素材を受け取ることできてるので「自己犠牲」ばかりでないことも見えてくるはず。

さらにこれは「駆け出し以降」にも言えます。

つまり中堅フリーランスにとっても結構落とし穴だと思っていて、かくいう私もいつも自分が変な穴に陥ってないか自省します。

・そこそこ稼げるようになってきた
・継続や紹介も増えてきた
・名の知れた方から受注できている
・単価アップ交渉も通るようになってきた
・希望報酬で仕事開始できている

このようにそこそこ力がついてきた頃に、採算度外視のフェーズを適当にしてしまいたくなることもあるかと思います。

もちろん「根拠のある自信」とか「自己効力感」みたいなのは大事です。

自分に対する自信ゼロみたいな
不安な人に仕事依頼するのは不安。

ただ。

実力や実績以上に自分を大きく見せてしまってたり、他の人を見下すような言動をとるようになっていったら、やがて衰退します。

どんな人であっても、SNSで見かけていたとしても、1番最初の取引では平等に「初対面」。

なので、その相手にとって自分が「よく知らない相手」「初めて取引する相手」だったら、最初は相手にとってノーリスクの状態から始められるのがよいです。

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補足:今回のnoteは、かんなさんのポストを読んで感じたことのアウトプットです🙌

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