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韓国滞在記#1(準備編)

こんばんは。お久しぶりです。
ここ数日連休が続いてちょっと調子が崩れています。
何をするでもない休みが続くよりは働いている方が気が紛れるなあ・・・。

ところで、今月21日から韓国視察へ行かせてもらうことになりました。6/21〜28の1週間で、行き先はソウルとフーヨン。前回のパリ出張から人生2回目の海外・初韓国!やった〜。

今回はもう少し細かく微細に!と言いつつ日記を書くこと自体がしんどくならないようにしたい。文体がどうとか誰かが待ってるとか気にせず極限までラフに、まずは観察し、気づきを書きためていく、みたいな方針でやってみたいな。前回以上に現地の人とのコミュニケーションもトライしたい。下手でもとにかく伝えること。聞くこと。うまくいくかは分からないけど!

民俗学者の宮本常一が父親から託された「旅の10か条」というのがあって、確か付箋をしてあったはずと思い、ひっぱり出して読んでみた。

(1)汽車に乗ったら窓から外をよく見よ。田畑に何が植えられているか、育ちが良いか悪いか、村の家が大きいか小さいか、瓦屋根か茅葺か。駅に着いたら人の乗り降りに注意し、どういう服装をしているかに気をつけ、駅の荷置場にどういう荷が置かれているかをよく見よ。

(2)村でも町でも、新しく訪ねていったところでは、必ず高いところへ上ってみよ。そして方向を知り、目立つものを見よ。峠の上で村を見下ろすことがあったらお宮の森やお寺や目につくものを見、家のあり方や田畑のあり方を見、周囲の山々を見ておけ。山の上で目を引いたものがあったら、そこへは必ず行ってみることだ。また高いところでよく見ておけば、道に迷うことはほとんどない。

(3)金があったら、その土地の名物や料理は食べておくのがよい。その土地の暮らしの程度がわかる。

(4)時間のゆとりがあったら、できるだけ歩いてみることだ。いろいろのことを教えられる。
・・・
(10)人の見のこしたものを見るようにせよ。その中にいつも大事なものがあるはずだ。あせることはない。自分のえらんだ道をしっかり歩いていくことだ。
 俯瞰からはじまり生活のディティール、生業・産業の一端までをも捉える方法が示され、汎用性があるとともに、宮本の歩き方にも明確に表れている。

畑中章宏『今を生きる思想 宮本常一 歴史は庶民がつくる』(講談社現代新書)

私はこの「10か条」が結構好きで、旅をするときには少しだけ意識するようにしてる。うっかりするとinstagramに写真を上げることに夢中になってしまうので要注意。

人生2回目の外国ってどんな感じになるんだろう。色々慣れちゃって見えなくなることが多いような気もするけど、逆に見えるようになることもあるはず。初心を忘れず、観察することを意識して、近くて遠い韓国をたくさん知れるといいなぁ。

次の記事で具体的な準備について書いていきます〜。

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