看護師の私が失業保険を受けるまで

こんにちは、ねこはしです。
今日は10年間看護師として働いた私が、失業保険を取得するまでの道のりを書きたいと思います。

1.看護師を辞めようと思った理由

ここは完全に個人的な理由なので、興味がない方は飛ばしてください。
看護師として10年間働いて、色々な科で働いてきました。看護師の仕事は、人と接することがすごく楽しかったですし、大変なこともありましたがやり甲斐も大きかったです。
それでも辞めようと思ったのは以下の理由です。

①夜勤がしんどくなってくる
②医療以外の一般知識が乏しい
③人の命を預かるプレッシャーから解放されたい

看護師ならあるあるな内容だとは思いますが、やっぱり肉体的にも精神的にも長く続けるには過酷な職業だな…と思い、一旦お休みすることにしました。

2.病院を辞めるときに準備すること
辞めることを決めたら以下の手順で行動していきました。

①職場に退職する意思を伝える
→私は定期的な面談の時に辞める意思を伝えました。職場によっては何ヶ月前に言うように制限がされているところや、引き止めに合う可能性もあるので、早めに意思を伝えたほうが良いでしょう。

②退職時に書類の申請をしておく
・雇用保険被保険者離職票
→2枚セットでもらえます。失業保険申請に必要なので、必ずもらえるように手続きをしましょう。
・健康保険資格喪失証明
→失業保険取得中は健康保険を、任意継続もしくは国民保険に変更する必要があります。その際に必要になります。
・退職証明書

③マイナンバーカードを申請しておく
これは個人差がありますが、失業保険申請時やもろもろの手続きの際にあるとスムーズでした。

3.退職した後にやること
退職した後にやることは大きく分けて2つです。

①失業保険関連の申請
②社会保険や年金の申請

①失業保険関連の申請
1)退職日から2週間前後で送られてくる
「雇用保険被保険者離職票」を受け取る

2)最寄りのハローワークへ申請に行く
持ち物:雇用保険被保険者離職票
    マイナンバーカード
    免許証
    顔写真2枚(3cm×2.5cm)
               →マイナンバーカードがあれば不要
    印鑑
    通帳もしくはキャッシュカード

当日は混み具合にもよりますが、私は半日程度かかりました。
窓口で申請をし、希望の職種や条件についての面談を受けます。その後失業保険取得に関する注意事項や次回の認定日についての説明を受けます。
質問がある場合にはこの日に色々と聞けるので、準備しておきましょう。
現在はコロナ禍のため説明会の実施がYou Tubeだったため、この日に「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」や「失業認定申告書」をもらいました。
失業認定申告書は、月に2回求職活動の実施が必要ですが、本日の職業案内と、You Tubeでの説明会視聴で2回の求職活動実施になりました。


3)待機期間を過ごす
申請後7日間の待機期間があります。この際はアルバイト等は禁止です。

4)初回認定日にハローワークへ行く
「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」と「失業認定申告書」を持ってハローワークへ行きます。これで申請終了です。
因みにこの日に受けた職業案内についても求職活動1回分に認定されるので、次回の認定日までに必要な求職活動はあと1回となります。

5)指定された認定日にその都度ハローワークへ行く
私は職業訓練への申込みをしたためこれは不要になりましたが、そうでない場合は指定日にハローワークへ行く必要があります。

②社会保険や年金関連の申請について
1)健康保険
退職後に加入出来る健康保険は3種類です。

国民保険
→前年度の年収が高い場合には上限がないため支払いが高い。
住んでいる自治体の健康保険窓口で申請します。
持ち物:健康保険資格喪失証明
    本人確認書類
    通帳
    印鑑
    マイナンバーカード

任意継続
→前職の健康保険に継続して加入する。
一定額を2年間支払う。上限が決まっているため、前年度の年収が高い場合にはこちらのが安い。以前は2年縛りがあったが、法改正があり2年縛りがなくなったようなので途中でも解約が可能です。詳しくは加入保険先に聞くようにしましょう。
資格喪失後20日以内の手続きが必要です。
任意継続被保険者資格取得申請書を提出します。

国民保険と任意継続どちらが安いかわからない場合には計算が出来ます。私は任意継続先で保険料を教えてもらえました。
https://www.ricoh-san-ai-kenpo.or.jp/contents/sim/index.html

扶養に入る
→フルタイムの看護師にはなかなかない気もしますが、年収130万以内の場合には扶養入る手段もあります。

2)国民年金
退職後14日以内に切り替えが必要です。
退職後、住民登録をしている市区町村役場の国民年金窓口で手続きを行います。
持ち物:年金手帳
    (マイナンバーカードで大丈夫でした)
    退職日がわかる書類
    本人確認書類
    印鑑

国民年金は本人や世帯年収により減免が可能です。


4.失業保険を受けるにあたって疑問だったこと

①ハローワークってどんなところ?
看護師が失業保険をもらえるかすごく不安でしたが、ハローワークの職員の方々はすごく優しく丁寧な説明をしてくれたので私でも取得出来ました。

②失業保険取得中のためアルバイトについて
待機期間中のアルバイトは禁止ですが、それ以降は1週間に20時間を超えず、1ヶ月継続した仕事でなければ可能です。収入や時間に応じて給付金の減免や、振込日が後ろにずれるため注意しましょう。失業認定申告書にアルバイトをした日を書く欄があるため、ここに記入し申請します。

③株は収入に入る?
株取引について申告は不要とのことでした。ですが、申請先のハローワークに一応質問するのがおすすめです。

④求職活動はどんなものが入るのか
代表的なものは、求人サイトもしくはハローワークで紹介された求人に応募することです。求人サイトに登録や検索したのみでは求職活動にはなりません。求人に応募していれば、面接前後や結果待ちなど状況は問われません。求人サイトについても看護師のものなど、どれを使っても大丈夫とのことでした。
ですが、毎回面接に行くのは難しいと思うので他にはどんなものがあるか聞いてみました。
職業案内の際に就職先を一緒に探してもらいことや、セミナーに参加することも求職活動になります。職業案内では、履歴書を持っていくと添削や、希望就職先で面接時どんな質問がされやすいかなどの相談にのってもらうことも出来ます。

⑤失業保険取得中に妊娠した場合には
失業保険は働く意思がある人に受給されるものです。妊娠中であっても働ける状態であれば申請は不要とのことでした。しかし働くことが困難な場合には受給資格がなくなるため早期の申請が必要です。妊娠した場合には、延長手続きも可能なためこれも利用してみましょう。


看護師の私でも失業保険取得や退職の手続きは簡単に出来ました。次回は職業訓練について書きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?