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公立中高一貫適性検査「銀本2024全部とく」青森県立三本木高等学校附属中学校 適性Ⅰ・Ⅱ


「銀本全部とく」とは

「銀本って問題量があって受験生に解かせたいんだけど、解説がないせいで使いにくいんだよね……」と日々思っていたので、「じゃあ自分で解いちゃえばいいじゃん!」ってことで自己研鑽も兼ねて解いた解答をpdfで公開しちゃおうという企画。
なるべく考え方がわかるように書き込んでいます。
実際に解いた原本ですので、手書き(かつ字が読みにくかったり誤字脱字があったり)に目を瞑ってもらえる人はぜひご活用ください。

執筆者紹介

名前:長谷川千夏
経歴
●自身が適性検査型入試を突破し、公立中高一貫校出身
●塾講師
 ・関東の大手学習塾で約10年適性検査対策クラスの指導を担当
 ・直近3年では偏差値50以上の生徒の合格率約50%
●教材執筆者
 ・大手予備校の適性検査型の模擬試験
 ・私立適性検査型入学試験の執筆も経験

全部とくシートの使い方・注意点

2024年度受験用銀本に掲載されている公立校の問題を前から順に解いていきます。解いていくペースは未定。少しずつ上げていきます。
作文・読解問題は実施しません。希望者の声があれば、ただ解くだけではなく「入試問題分析」「採点基準予想」なども作成していくかもしれません。(できればすぐにでも作りたいのですが、一つひとつの作成に時間がかかるので、利用してくれる人が多そうだったら安い価格で有料記事化をするかもです。)

●難易度について
主観ですが問題難易度の評価。
内容・分量、資料、誘導は1〜5段階での評価。
数字が小さい方が簡単。
1:簡単  3:標準  5:高難度

●各項目の意味
内容:語彙・計算などの難易度
分量:文章量や計算量など全体を通して処理すべき量
資料:資料の読みやすさ、複雑さ、処理量
誘導:解き方のヒントや流れの量
総合:上記4項目の合計点。最低5、最高20(最高難度)

(注意1)
難易度の数字が高い方が解くのが難しい問題といえますが、高難易度=合格が難しい ではないことに注意してください。大切なのは「合格点数」です。私の知る限りでは、内申点が満点であれば筆記点が40%前後でも合格する学校がありました。(自分の生徒の点数開示結果を元に話していますので、この情報自体は正しいもののはず)
どれだけ簡単な問題でも、90%以上の筆記点を求められる学校では1つのミスが命取りになるので、上記40%が合格ラインの学校とは単純比較はできません。

(注意2)
一応、答えが正しいかを銀本の解答で確認しています。
もし間違えている部分があれば修正しますのでご指摘いただけるとありがたいです。またこの別解はどうだろう?っていうのもいただけると嬉しいです。

おすすめ活用方法

銀本の解説代わりに使用してもらうのが良いかと思います。受験生が自分で読んでもいいし、保護者の方が読んだ上で、採点したり教えたりっていうのもありだと思います。ただ、あくまでも私が解いた(説明を加えている部分も多々ありますが)解答であって、解説ではないことに注意してください。ご自由に活用してください。

青森県立三本木高等学校附属中学校 解答pdf

解いてみた感想

適性Ⅰ 全体
あまりに簡単かつ、典型的なテーマが並ぶ。15~10年前くらいにたくさん見たテーマを簡単にした印象。前年との傾向が違う(適性Ⅱも含め)ので問題作成者が大きく変わったかな、と感じました。私立だったら外部委託したのかな、となるのですが公立だとどうなんでしょう。

大問1
普通に歴史。受験対策用の基礎レベルの問題集とかやれば満点普通に取れる。

大問2
普通に地理。学校の授業を真面目に聞いていれば満点が狙える。

大問3・4
語彙と作文。どちらも平易。

適性Ⅱ全体
基本は知識問題。難しい問題もない。各大問最後の小問が適性検査っぽさを出しているが、結局解き方や実験を知っているかの知識問題。あまりに典型問題が多すぎるので、同じ傾向は長くは続かないと予想。

大問1
ただの算数。学校の教科書をしっかりやれば十分。

大問2
ただの算数。小問1・2どちらも1度解いたことがあれば問題なく対応できる。

大問3
温度による体積変化がテーマ。固体液体気体に関してそれぞれの変化を考えさせたり、物質による違いを考えたり、さらに言えば水の性質(氷が浮く)などに広げておらず、意図的に難易度を下げているような印象。

大問4
基本的な理科の実験知識があれば問題ない。
小学校だと顕微鏡に触れる機会があまりないはずなので、小問1が解きにくそうに感じる。


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