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CHINA CASE 2024-05

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急速に進む中国のCASE(Connected,Autonomous,Shared&Service,Electric)やMaaS、自動車産業についての最新情報。BYD、MINI E…
自動車業界ではすでに無視できなくなっている中国の自動車に関する情報をタイムリーかつ簡潔にレポート化…
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#Case

倒産の中国新興、子会社がSPAC合併で復活、欧州輸出を再開か

実質倒産した中国新興EVメーカー愛馳(Aiways)に新たな動きがあった。 その欧州子会社であるAiways Automobile Europe GmbHが特別買収目的会社(SPAC)であるHudson Acquisition Corpに吸収合併される形で復活する可能性がある。 https://www.chinacase.xyz/archives/28144621.html

理想、BEVの「M」シリーズ展開見送り、販売に大打撃も英断か

中国新興メーカー理想(Lixiang)は2024年に投入を予定していたBEV三車種を2025年以降に先伸ばすことを決定した。 計画が遅れているわけではなく、市場環境の悪化、特に弾みをつけたかった初のBEV「理想MEGA」がおそらく同社の見込みの3分の1程度の販売で推移していることが大きい。 https://www.chinacase.xyz/archives/28135963.html

Xpeng、独自AIシステムを全車にOTA実施、25年に自動運転化

中国新興メーカー小鵬(Xpeng)は2024年5月20日、「AIスマートドライブの時代を切り開く」と題したAIデーを開催した。 独自のAIシステム「天璣」を同日中国時間20時からすべての同社モデルにOTAで展開していく、とした。 中国自動車業界はどこもかしこもAIではあるものの、Xpengはその筆頭。 https://www.chinacase.xyz/archives/28110324.html

BYD初のピックアップはPHEV「シャーク」、テック感ある内装

BYDは2024年5月14日、ブランド初のピックアップトラック「シャーク」をメキシコで発表した。 当初はBEVも設定されるとも噂されていたが、方程豹が採用しているDMOプラットフォームに基づくもので、DMがPHEVを指していることから、PHEVのみとなる。 https://www.chinacase.xyz/archives/28109724.html

バイドゥ、武漢限定も自動運転タクシー事業24年末にも黒字化へ

バイドゥApolloは先日、第六世代となる自動運転タクシー「頤馳06」を発表した。これは江鈴(JMC)との共同開発で、販売価格は20.46万元。第五世代で発表されていた1台当たりコスト48万元と比べ、半減している。 https://www.chinacase.xyz/archives/28090200.html

ファーウェイAITO、山西高速道路「M7」事故で技術的公式声明

山西省の高速道路で2024年4月26日、ファーウェイ問界(AITO)「M7 Plus」が作業中の道路メンテナンス車両に追突した事故が発生、乗員3人が死亡した。 中国のインターネットで大きな話題となり、特に自動緊急制動(AEB)やバッテリー発火、ドアハンドル等に関する疑問の声が多く、人々に注目された。 https://www.chinacase.xyz/archives/28087519.html

理想、個人の自宅充電スタンド設置数50万本突破、設置率70%

中国新興メーカー理想(Lixiang)は2024年5月13日、ユーザーの自宅付近に設置する充電スタンド数が累計で50万本を突破したと発表した。 これはLixiangの全ユーザー数の70%に相当する、という。では残りの30%は未設置、ということになるが、この70%というのは中国においてはかなり優秀な数字だ。 https://www.chinacase.xyz/archives/28062508.html

新興WeRide、仏ルノーと全仏OPで自動運転シャトルバスを運営

中国自動運転スタートアップ文遠知行(WeRide)は、仏ルノーの今後の自動運転戦略の核心的要素となったことを発表した。 自動運転を切り口にした、ルノーの公共交通方面における低炭素モビリティ領域の探索と実践に協力していく。 https://www.chinacase.xyz/archives/28055184.html

ステランティスと蘭に合弁会社設立、新興のLEAP海外進出加速

ステランティスと中国新興メーカー零跑(LEAP)は2024年5月14日、両社の合弁である零跑国際(Leapmotor International B.V.)が登記に必要なすべての手続きを完了、設立したと発表した。 持ち分はステランティスが51%、LEAPが49%。両社は2023年に資本提携、今回の合弁展開をすでに予告していたが、それが実現した形。 https://www.chinacase.xyz/archives/28054983.html

NIOが第二ブランド「楽道」と初弾SUV発表、Model Yキラー?

中国新興メーカー蔚来(NIO)は2024年5月15日、第二ブランド「楽道」を正式に発表した。 その初弾となる中型SU BEV「L60」は21.99万元で、NIOの基本的には30万元以上という価格帯と差別化を図った。 同年9月に発売開始、即日納車を開始するという。 https://www.chinacase.xyz/archives/28062164.html

長城、海外進出加速、2030年に年間100万台販売、日韓が競合

中国民間メーカー長城汽車(海外ではGWM)は2024年5月11日、株主カンファレンスを開催、株主や、ファン、メディアと交流を行った。 その中で、今後力を入れていく分野として、海外市場開拓を挙げ、2024年の海外販売目標を50万台とし、2030年までに年間海外販売100万台を目指す、とした。 https://www.chinacase.xyz/archives/28005899.html

一つのデータだけを切り出して分析すると見誤る中国自動車市場

中国自動車工業協会(中国自工会)が発表した2024年4月の中国新車販売台数は前年同月比9%増、世界最大の市場になっているのに引き続き力強い成長を遂げている― 同月のトヨタ、ホンダ、日産の日系3社の中国新車販売はいずれも2桁マイナス成長、日系の中国における苦境を浮き彫りにしている― 乗聯会が発表した同月の中国新車小売台数は同5%減、実は中国消費者の自動車購入意欲は減退している― https://www.chinacase.xyz/archives/28002818.htm

NIO、広汽集団とバッテリー交換で協業、AION? HYCAN?

中国新興メーカー蔚来(NIO)は2024年5月8日、中国国有メーカー広汽集団とバッテリーの充電・交換に関して、戦略的パートナーシップを締結したと発表した。 両者は以前までに合弁を展開していた経緯もあり、やはり近しい関係。NIOは続々とバッテリーの充電・交換のエコシステムを拡充しているが、もとからの関係が深いところばかりになっている。 https://www.chinacase.xyz/archives/27957683.html

理想が突然、週別販売台数データの発表再開、理由の声明に注目

中国新興メーカー理想(Lixiang)は2024年5月7日、3月下旬に停止していた週ごとの各社販売台数データの公表を再開した。 この再開が中国自動車業界に大きな波紋を投げかけ、Lixiangが改めて再開の理由を発表せざるを得ない事態になった。 https://www.chinacase.xyz/archives/27955970.html