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私が死にたいと思う理由②

前回私が死にたいと思う理由①では中学生の話をしたが良く考えれば死にたい理由になることばかりだった。今回はその続きを書こうと思う。

とても不憫な中学生だった私はある日突然全てのことが我慢できなくなり限界を迎えた。おもむろにカッターを取り出し自分の腕を切り付ける。夏なのにも関わらず私は見える場所を切りつけた。見て欲しいとかではなく衝動的だった。

なぜだか忘れたが担任にはバレて家庭の事情や交友関係などを話した。北海道からでてきた2年目の若い女の先生でとても優しかった。その先生本人も先生のお母さんとは歪な関係でとても他人事とは思えなかったらしい。本当に優しい先生で毎日今は0-10でどれくらいの気分?と私の今を見ていてくれた。毎日交換日記もしてくれた。スクールカウンセラーの元にも連れて行ってくれた。だけど私の心は良くならないまま自傷がエスカレートしてしまい学校側がもう親には隠せない隠してはいけないと判断した。放課後塾に行ってる間に親を呼び出し全て話された。

塾から帰って家の玄関を開けると泣き崩れた母がいた。なんでそんなことするの辛かったなら言ってよって。それが母の第一声だった。私を心配するというよりなんでママを悲しませるの?という感じだった。私は昔から自分の意思表現をするのが苦手でいい子のフリして生きてきた。だからその時もごめんねとしか言えなかった。その日から母の束縛は激しくなり監視が酷くなった。部屋に1人でいるのは禁止で一緒に寝ること。先生とはあまり話さないこと、スクールカウンセラーには通わないこと。

そのまま何も良くなることはなく高校受験となった。もう勉強する気もなく家から近くて知り合いのいない私立にした。悪いこともあったがこの高校にしてよかったと今なら思える。

高校では成績は5-10位くらいをキープし理数では2.3位を取っていた。高校でできた友達はとても頭が良く学年1位で、その子に教えてもらってるからできて当然と保護者から非難された。私は私で努力しているのに友達が賢いから当然とはなんということか。

ここまで人間関係でうまく行ったことがない私は部活でもいじめられ、クラスではとても浮いた存在となりもうどうしようもないと悲観的になっていた。そんな最中でコロナがやってきた。コロナが私の味方となり大学受験に導いてくれた。対人関係がめっぽう弱い私はオンライン授業にとても向いていた。朝起きて筋トレしてオンラインで授業を受けて昼ごはんを作って勉強しての繰り返しで大学に受かったのだ。

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