![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142528989/rectangle_large_type_2_c83a5948b02914e1caaf0389ffefaef7.png?width=800)
121.正常性バイアスと願望
先日西野さんがVoicyで「希望」の重要性についてお話しされていました。
人って改めて正論じゃなく、希望を見て動くものなのだなという気づきがあったので書き留めたいと思います!
Voicyの内容は期間が過ぎてしまい有料でないと聞けないのですが、Youtubeの西野さんの公式アカウントで同様の内容がアップされていたのでこちらに貼っておきます!
◇日本人の正常性バイアス
日本でインバウンドに関わる仕事をしていない人のほとんどは、小さくなる市場を見て見ぬふりをしている。
10年後20年後のことを今考えていても仕方ないという正論めいたことを、小さくなる市場に向気合わない自分を納得させて、そうなった時はそうなった時と行動しない人がいる。
これを正常性バイアスが働いている、とお話しされていました。
-正常性バイアスとは-
正常性バイアス(normalcy bias)は、社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、正常化の偏見、正常への偏向、日常性バイアスともよばれています。
正常性バイアスの「バイアス」は偏見、先入観といった意味です。つまり正常性バイアスとは、多少の異常事態が起こっても、それを正常の範囲内としてとらえ、心を平静に保とうとする働きのことです。この働きは、人間が日々の生活を送るなかで生じるさまざまな変化や新しい出来事に、心が過剰に反応し、疲弊しないために必要な働きです。
自分に「大丈夫、大丈夫。」と落ち着かせることで不安や心配、メンタル的な負荷が抑えられる一方、緊急時には裏目に出ることもあるそうです。
Voicyでも、津波の時のことを例にお話しされています。
死に物狂いで走って高台に走らなければいけないところ、冷静に歩いて避難している映像を見たことがあるのでは?
結果的に津波に飲み込まれてしまう。
「大丈夫。」と言い聞かせてしまって本当に向き合うべきものから目を逸らしている。
「インバウンド」といわれると、少し規模感が大きかったりジャンルが違うようにも思えます。
「別に自分はインバウンドとかそういうの関係ない仕事だから」「海外の方をターゲットにしてないし」と、他人ごとにしてしまう人も多いのではないでしょうか。ただ、身近なところでも正常性バイアスが働いているんじゃないかなと感じています。
日本の経済状況も緊急事態です。
「まだ大丈夫」と言い聞かせ、大丈夫じゃない理由から目を背けて、大丈夫なことにしてしまっている人も多いように思います。
・少子高齢化
・老後2,000万円問題
・年金問題
・定年延長
今、私が10秒ほど考えただけで、これほどのことがサラッと出てきてしまいます。これって普通に生きているだけで飛び込んでくる、誰もが知っているような情報ですよね。
実際には生活費以外にも、医療費や介護費用、住宅を保有している場合は家のリフォーム代、亡くなった後の葬儀代などもかかってくるわけです。
どう考えてもお金は必要。
というか足りない。
なんかヤバいっぽい!という、点と点のように事実は知っているけれど、具体的にどうヤバいのか調べる人はそれほどいないのかもしれません。
結果、「まあ、大丈夫でしょう。自分の親もなんとかなってるし。」と自分とは違う時代を生きてきた親世代と比較して、自分のこととは向き合わずに、日々目の前のことに追われて過ごしていく。
この事実を本気で受け止めて行動している人ってどのくらいいるのでしょうか?
私も目の前にあることを一生懸命やっていれば良くなる。と、事実に向き合うことを27歳くらいまでしてこなかったタイプです。それこそ正常性バイアスが働いていたんだなと思います。
だからこそ考えます。
早く向き合って対策しておくことで長期的に見て、もし何か起きたとしても選択がでる状態、必要最低限じゃなく彩りのある人生が送れるようになるんじゃないかなと思います。
今回のVoicyの内容を聞いて、日本人は平和ボケしてしまっているのかなと感じました。
年金でいうと
一人暮らしの生活費約14.3万円・夫婦二人暮らしの生活費約23.6万円のみなら、公的年金の平均受給額でもまかなえる人もいるでしょう。しかし、税金や社会保険料の支払い、生活費以外の費用、老後の娯楽なども含めて考えると、十分な金額ではありません。
なるほど。必要なことは分かった。
とはいえ、こんなに必要と分かっていても動き出せないのはなぜか。
それを、西野さんがこのVoicyの中で「願望は原動力」だとお話ししていました。
人が行動するときってどんな時なのか。
私自身振り返ってみると
「こんなことしたいから」「これをやった先にこんな自分になれちゃうかも♪」とワクワクしたり希望が見えた時に具体的に行動を起こしてきました。
◇希望こそ原動力
私の場合だと、、、
シーンは学校の期末テスト前。
いい点数を取るために勉強する時間を確保した方がいいよな。
だから早起きしよう!
ここまではいいのですが、いざ朝を迎えると、「あと10分後に起きよう」「まだ日にちあるし明日から始めればいっか」「この少しの時間早起きしても変わらなくないか?」と昨日まで絶対やった方がいい!と思っていたことにすら疑問を持ち始めます。
何かと理由をつけて、今もう少し寝たい!という気持ちの部分を満たしてしまいます。
気持ではわかっています。
ただ、やった方がいいと思っていても、必要性だけじゃいざという時に動かないんです。
まあ、なんとかなるっしょ!
と正常性バイアスが働いて勉強時間をとらない。
いざテスト期間を迎えて、「あ~やっておけばよかった。」と分かり切っていた未来が訪れて直面します。笑
一方、明日もしディズニーに行くとなったらどうでしょう?
最近付き合ったばかりの彼氏と初ディズニー。
開園時間に並んだらもう行列、開園30分前には着くようにして、この順番で回って、あれ食べて…。
楽しい未来を描いていると、ついつい早起きしてしまいます。
別にディズニーに行かなくても生活に支障は出ないし、給料が下がるわけでもないので緊急性や必要性は低いんです。
でも、緊急性が高く必要性が高いテスト勉強のための早起きそっちのけで出来てしまう。
高校の時から「人は感情の生き物」と顧問の先生に教えてもらいました。
人はわくわくする出来事や、感動することで行動します。
正論 じゃなくて ワクワク。
だからこそ願望を持つって大切だなと思う
学び大き内容でした!
せっかく一度きりの人生。
これやらなきゃ!うげーっ!
で終わるよりも、一度描いたなら叶えられる人生の方がいいなと私は思います。
まだまだこれらか!
日々精進してまいります!
いつもありがとうございます♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?