会議は踊る?
一般的に、会議には目的があります。
これらの事を考慮して会議を開かないと、
会議を開いても時間が過ぎるだけで、何の役にも立ちません。
会議は大きく三つに分けられ、
1.連絡・報告会議(情報を共有するための会議)
2.対策・対応・方針会議(物事を決めるための会議)
3.案を出すための会議(ブレーンストーミング)
となり、それぞれ次のように細分化した内容が伴います。
1.連絡・報告会議(情報を共有するための会議)
1.1.緊急最重要(会社存亡の危機)の場合
火災・情報漏えい・法律違反・事故など
⇒ 2.に移行する場合が多い
1.2.メール等で連絡してはいけない社外秘の内容の情報共有
1.3.人事等の事前連絡(対象者が多数)
1.4.上記以外の内容で情報共有が必要な場合
1.2~1.4 について以下の検証が必要
A.人件費をかけてまで行う情報か
⇒ 情報のレベルの再確認
B.メール等の手段は取れないか
(エクセル等にてパスワード付で送付可能)
C.最小時間の設定は可能か
A~C について以下の対応が必要
①.事前に連絡・報告内容を明確にしておく
②.連絡・報告書の準備(読み上げるだけの会議は不要)
③.書類の管理基準の表示(社外秘、閲覧のみ等)
④.立って行う
2.対策・対応・方針会議(物事を決めるための会議)
2.1.出席者の選定は適切か?
(コンセンサスが必要な人員が選択されているか)
2.2.決めた内容で影響が出る管理者は選定されているか?
2.3.決めなければいかない内容を明確にしておく
(事前課題シート等の使用)
2.4.事前に選択肢を2~3準備しておく
2.5.選択肢にはそれぞれのメリット・デメリットを明確にしておく
2.6.その他の選択肢がある場合も想定する(会議時間を短くするためにも)
2.7.その他の選択肢を選択する場合には、明確なメリットを提示させる
2.8.決議内容を復唱し意思統一を図る
2.9.その日のうちに議事録を作成する
3.案を出すための会議(ブレーンストーミング)
3.1.事前課題シートを会議前に作成し、参加者に配布する
3.2.参加者は厳選する
(7人をめどに・・・多すぎても少なすぎても良い案は出ない)
3.3.ファシリテーターを決める
3.4.KJ法・ブレンストーミング等の手法をあらかじめ準備する
3.5.ひとつに絞らなくて良い案件は代替案として残しておく
3.6.案についてメリット・デメリット等のランク付けを行う
3.7.意思決定の会議は別途、開催する
緊急会議以外の会議は参加人員のコストを考慮する
役職(時間給)×人数×時間=会議コスト
コストに見合った会議か、もう一度チェックすること。
これを「会議開催における事前課題シート」としてまとめたのが
以下の通り。
この様なチェックリストがあると、
無駄な会議が激減します。
課長以上の管理者になりましたら、
この様な事前課題シートを作成し
上司や社長、役員にお伺いを立てると、
危機感を持っている役員や社長なら、必ず、飛びつきます。
会議が多いなぁ、
会議が長いなぁ、
と思ったら、すぐにこのような対応を取りましょう。
きっと、会議が踊らなくなることでしょう。
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