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意識低すぎ

娘と話していて、「○○ちゃんの子供が産まれたら」とか「○○ちゃんが結婚する時」とか俺はガンガン言っていて、あとから「ナチュラルに娘に対して人生結婚して出産するものなんだって刷り込んじゃってね?」と思った。

息子に対して「こんな内気で引っ込み思案で自分の意見が言えないままじゃ、いじめられるようになっちゃうんじゃないか」と考えた時に、内気で引っ込み思案で自分の意見が言えない人は、いじめられても仕方がない、と考えている自分の加害者性に気がついた。

仕事の打ち合わせ中、相手の女性に彼女の子供から電話がかかってきた。
強い口調で電話に出ると彼女は
「意識低すぎ!」
と言い放って電話を切ってしまった。
しばらく言葉をかけられなかった。

子供に対する説教で、仕事に対する態度についての苦言のような言葉を実際に耳にしたのは始めてだったし、電話の向こうから微かに聞こえた彼女の子供の声は、どう聞いてもまだ幼いものだった。
意識が低い、と説教される子供は、自分の親をどう感じるのだろう。

そんな彼女は、自らの意思で、「業務負荷が高いから」と営業部門から管理部門へと配置転換を希望して10年以上業務を続けていた。
意識を高く持つ、とは自分自身の人生を自分にとって過ごしやすいものにする努力をしろ、という意味なのだろう。

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