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【先生紹介】松井ケティ教授~母のような優しさ~

こんにちは、地球市民学科4年のN.S.です。

思えば、始まりの頃から私は彼女に惹かれていた。入学試験の面接は緊張で血の気が引き、頭の中が真っ白になることが多いと思う。扉を開けて面接官を見て一礼するその瞬間に、私は松井ケティ教授と邂逅した。にこやかな可愛らしい雰囲気なのに、どこか慧敏な瞳の女性は、緊張で固まる私に歌う様に声をかけてくださった。「ゆっくり、あなたのペースで良いわよ」それは心が満たされる、母のような優しい声だった。

私は、3年生からケティ教授のゼミに所属した。「地球市民と平和」という授業にて、他者を尊重して自分を大切にすることを学び、もっと人間的に成長したいと強く感じたからである。ケティ教授は学術的にも精神的にも私たち学生をサポートして下さった。辛い時、苦しい時、楽しい時、頑張りたい時…どんな時でもケティ教授に話したい、と感じた。私の場合は、アルバイトも紹介していただいた。それまで他者との関係構築が苦手だった私が社会性を身に付けられたのは、まさにケティ教授のおかげである。

ゼミでは「自分の特性を活かして、他者を尊重すること」を学んだ。ケティ教授をはじめ、ゼミの仲間は私の特性を受け入れ、それを活かせるように応援してくれたのだ。この環境は私にとって革命であり、自己肯定感の向上にも繋がった。ゼミのワークでは、自身にどのような特性があるのかをお互いに発見出来るような取り組みがたくさんあった。パワフルな松井ケティ教授の母のような優しさに包まれて、のびのびと生きてこれた私たちは本当に幸せだったと思う。
(地球市民学科 4年 N.S.)