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北海道といえば「南路屋」のマヨネーズ

数年前まで住んでいた北海道札幌市。

「北海道といえば」で考えて、一番初めに思い出すのは「南路屋」という、おじさんが一人で営んでいるお好み焼き屋さんの手作りマヨネーズのおいしさでした。いつ行っても北大の学生らしき若者たちが美味しそうにお好み焼きを食べています。壁には離札していったと思われる学生達の書き込みがびっしり書かれています。お好み焼きの焼き上がりを待ちながら、その書き込みを読むのが楽しみのひとつでもあります。(私は恥ずかしくて書きませんでしたが・・・。)

私の所属していた部活でももれなくこのお店を愛用しており、大学一年生のときに先輩に「ごっつぁん」で連れて行ってもらったときにはじめてそのマヨネーズを食べてその美味しさに衝撃を受け、以来、大学を卒業するまでの6年間せっせと食べに通っていました。

ふつうのマヨネーズって、口に入れたときにちょっとお酢の酸っぱい感じがしますが、おじさんの作ったマヨネーズは不思議なことにそれが全くないのです。まろやかさしかないのです。それがお好み焼きのソースと相性ばっちりで、お好み焼の美味しさが2倍3倍になる感じです。麺の入った広島風お好み焼きはなかなかのボリュームなのですが、マヨネーズとソースの力でペロっと完食できちゃいます。ただ、いろいろ食べた結果、豚チーズのお好み焼きが一番マヨネーズと合う!という結果にたどり着き、たぶん五年ぐらいは豚チーズのお好み焼きしか食べてません。おじさんはお好み焼きを出した後に必ず「マヨネーズ足りなかったら言ってね」と言ってくれるのですが、毎回のようにマヨネーズ下さいと言っていたら、言う前から増量してくれるようになりました(笑)。何回かマヨネーズを作っているところを見ていたことがあるのですが、美味しさの秘訣はよくわかりませんでした。思い出したらお腹減った。

あと、忘れられないのは、食べてるときに満席になることがよくあったのですが、おじさんが「席が空くと忙しくなっちゃうから、そのまま座ってて!」と言われたことがありました。そんなゆるいおじさん自身も大好きで、通い続けていた思い出のお店です。

最近は北海道に行く機会自体が減ってしまったのですが、次に北海道行くときは、絶対に行こう。

あと、このお店にはじめて連れて行ってもらったとき、先輩から「おじさんの卵の割り方にびっくりするよ」と言われましたが、ほんとに「おぉっ」という割り方をします。しかし上手に割ります。それは実際に見てのお楽しみということで。





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