【読書ログ】モノを捨てるにはエネルギーがいる

引っ越しが決まったことをきかっけに、一念発起してモノを捨てに捨てています。
なぜなら今度のお部屋は今より収納がずっと少ない部屋なのです。
前回の引っ越しでは時間がないことと、ウォークインクローゼットがあるお部屋を借りられたことを理由に、とりあえず荷物をほとんどそのまま持ってきておりました。
昔から片付けがあまり得意でない部類です。
そんな訳で一人暮らしにしては無駄に荷物が多かったため、できれば今度も収納が大きいお部屋がいいなぁと思いつつ、結局決めた部屋は一畳ぐらいのクローゼットがひとつだけのお部屋。
以前から荷物の整理をしなくちゃなーと思いつつ、面倒で先送りしていたのですが、これを機に一気に捨てることにしました。

ただし元々捨てられない性格であったので、まずは断捨離に関する本を読んでモチベーションをあげようと思い、Kindle Unlimitedで何冊か読んでみたのですが、その中でよかったのがこの一冊↓

特にChapter1とChapter2に書いてある「モノに人格を与えない」、「モノを捨てられないのは人間としての性質」という話は参考になったというか、「今まで捨てられなかったのはしょうがない。今度こそ捨てよう」という気持ちにさせてくれました。
中でも「100歩譲ってモノに人格があったとして、捨てずにとっておかれたらどんな気持ちになるか?」ということを描いている場面は「確かにそれなら捨てたほうがお互いのためだわ!」と思わされました。
人間だって恋人が全然自分のことを必要としていないと分かっていながら、恋人がほしいから、という理由だけで別れずにいたとして、それって自分にとって幸せかと考えたら、絶対に別れてほしいわ!となります笑

あと私の場合、モノを捨てられない大きな理由としてはモノにまつわる記憶が自分にとって忘れたくない記憶であったりすると、「モノを捨てる」=「その記憶を捨てる」ような気持ちになってしまって、捨てられないー!となってしまうからかな、ということを片付けをしながら考えていました。

例えば今回捨てた中で一番辛かったのは、つい最近まで使っていた枕です。
その枕は母親が手作りで作った枕で、私が幼稚園児くらいのころに「それほしい」とねだってもらったものでした。
それ以来10年以上その枕を使っていたのですが、最近朝起きた時に肩がめちゃくちゃ痛いことが多くて、おそらく枕が原因だと思ったので、新しい枕を購入して使わなくなってしまいました。
寝具はただでさえ場所をとるので、ほんとに必要最低限に絞ろうと決めて、その枕も泣く泣く処分。
枕ひとつでアホみたいな話ですが、悩みすぎて寝付けなくなったときさえありました笑。
それも母から枕をもらった時の記憶が、枕を使い続けていたことで鮮明に残っていたため。
辛い決断でしたが、もう使わないモノを使わずに手元に残して狭いクローゼットでほったらかしにするほうがモノにとっても私にとってもよくないと考えて、捨てることを決めました。

片付けの中ではむしろなんで今まで捨てなかったんだ!と捨てることを即決できるモノも多々ありましたが、使っていなくても長年持っていたものだと、やはり捨てるという決断をするのが辛いなぁと思いながらゴミ袋に入れて、そんなことを繰り返していたら、なんだかものすごく疲れました。
単にごみ袋にいれてごみ収集の日に出すだけなのですが、精神的にヘトヘトになっている感覚があります。

モノを捨てるってこんなにエネルギーがいることだったのかと気付かされたことで、この辛い記憶をちゃんと心にとどめておいて、これから先何か買うときには「ほんとに必要?買うならどこにしまって代わりに何を捨てる?」ということを、毎回ちゃんと自分自身に問いかけようと思いました。
断捨離をすると運気がよくなる、という説がありますが、それはスピリチュアルな話ではなく、モノを買うとき以外であっても、自分自身の行動が、自分にとって本当に必要なことなのか考えるようになり、結果としてやりたいことに時間とエネルギーを向けられるようになる、ということらしいです。

でも頑張っていろいろなモノとお別れしたので、その分いい運気が空いたスペースに入ってくる、なんてスピリチュアルなことがあってもいいんじゃない?なんて考えていたここ最近の私でした。

とりあえず早く新居で落ち着いた日々を過ごせるようになりたいです。
どうか新居が仕事に集中できつつ、落ち着いて休むこともできるような空間になりますように。

おやすみなさい。

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