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「わ〜、すっごくいい匂いがする!」日記2024/05/13-2024/05/19


○2024/05/13(月)
家人は、あらゆる例え話に『将太の寿司』と『マリオパーティ』を使う、ずっと使っている。

「それって将太の寿司で言うところの◯◯ってこと?」
「それってマリオパーティで言うところの××ってこと?」

『将太の寿司』は自分も大好きだからいいのだが、『マリオパーティ』は一度もやったことがないので全然ピンとこない。


リメイク版『ライブアライブ』

ちょっとずつやっている。

元となったスーパーファミコン版は、人気マンガ家がキャラデザを担当しており、また、シナリオや演出にも気合が入っていた。

今回のリメイク版では声が付き、かつ声優が豪華で、元々あった音楽や演出の良さと相まって、ほとんどアニメを観ているような気持ちになれる。

原作のバトルシステムは今の視点から見ると、あまり洗練されておらず、何をどうすれば有利なのかがわかりにくかった。
しかし、今回のリメイクでは、敵の弱点や耐性が見えるようになったことで、弱点属性の攻撃を打てる場所を位置取りしつつ、敵の強力な攻撃の範囲は避ける、というゲーム性が明確になり、いい意味でほとんど別のゲームになっている。

原作が強い技を連発するだけになりがちだったところを、色んな技を使い分けることにちゃんと意味が出ていて嬉しい。

かなり良リメイクだと思う。スクウェアエニックス及び、開発者の方々には感謝しかない
少し価格が高めではあるが、原作に思い入れがある人こそ是非プレイして欲しい。

『ライブアライブ』は「功夫」や「西部」「SF」など、異なる世界観のシナリオをプレイできるのだけども、その一つに「近未来」があり、当時ブームだった「ミサンガ」が装備アイテムにあったのだけども、現在ミサンガに再ブームの兆しがあるので、本当に近未来の予言をしてる作品になってしまった。

セリフやアイテム名など、現代の価値観にそぐわないものはアップデートされている。
例えば「妙子のパンツ」というアイテムを盗むというイベントが、「妙子のヘソクリ」に変わっている。
原作既プレイ者は、もう別にパンツで笑える歳ではないだろうし、若い世代はドン引きだろうから、全然これでいいと思う。
でも、残すべきところはちゃんと残していて、確かなバランス感覚を感じる。(「昭和の漢」である無法松のセリフとか)

かっこいいセリフから戦闘にそのまま入り、下村陽子氏のハチャメチャにかっこいい戦闘音楽が流れるのだからたまらない。
なんとなく売り上げを調べてみたところ、リメイク版、ちゃんと世界で50万本売れていて嬉しい。

一般的にリメイクはがっかりさせられることもあるけど、今作のように期待以上のものを出してもらえると、子どものころの自分の魂が救われるような感覚がある。


○2024/05/14(火)
忙しい、あと眠剤の影響か昼間眠い。
書けることが無いので、今日も漫画の感想を書きます。

『勉強はきっとウチらに平等だ! / 蚊帳りく著』

絶対に読んだ方がいいです。

受験や教育は、ちっとも平等ではない、家庭の経済状況はもちろん、センター試験会場への距離や、会場の環境、究極的には座った机のガタ付き具合まで、理不尽な運によって左右する。

そんな理不尽な運命に立ち向かう唯一の方法が、意志を待ち、真っ当に努力することだ。

この作品は残酷な現実を描きつつも、その意志の輝きをしっかりと見せてくれている。終わり方もよい。

例によって、普通のことを言うが、我々大人は子どもたちのために、少しでも理不尽を減らす努力をしなければならない。


『幸せなんてラララララ! / 里見U著』

年下の十代の男に欲情する女教師の話。おもしろかった。

女子高生に欲情する男性教師のフィクションは珍しくないので、逆の作品もこの世にいっぱいあった方がいいだろう。

この作品の落とし所に「許し」がないのが、作者の誠実な態度だと思う。

そこで気づいたが里見U先生のマンガ、ほとんど妙齢女性と十代の男子の話だな……

最新作の『平成敗残兵☆すみれちゃん』もそうだし。
もしかしてスティグマを負っている人かもしれないが、間違いなくそこが面白く、才能ある作家だと思う。


家人が、
「もし今後、子どもを作ることがあったら『niko』と『and…』と名付けよう」
と言うので、

「自分は『慟哭』と『そして…』がいいと思う」
と返した。


○2024/05/15(水)

それぞれ別の容器に盛られたカレールーとごはんの写真。カレーには大きな鶏肉が入っています。


中日ビル地下に新しくできたカレー屋『デリー』でカシミールカレーを食べた。
想像以上に辛みが強く、ルーを全て食べ切ることができず、悔しかった。

後から店に入ってきた老齢の女性が、カシミールカレーを注文していて、少し心配になったが、その後の顛末を見ることなく店を出た。



先日、スーパーの近くを歩いていたら、惣菜を揚げる油物の匂いが漂ってきて、近くを歩く小学生ぐらいの子どもが、
「わ〜、すっごくいい匂いがする!」と言葉に出していて、
なんだか心打たれた。ずっとそんなふうに生きていけたらいい。


森永製菓のお問い合わせフォームに「ハイチュウそのまんま味」が、
「美味しいこと」
「通常ラインナップに加えて欲しいこと」
「再販して欲しいこと」
以上を要望として送った。

自分は聖属性のファンになることを目指すんや。


○2024/05/16(木)
今日は午前中からタフな打ち合わせ。
しんどい。

夜は片頭痛の発作。
しんどい。


『学園アイドルマスター』

リリースされたのでプレイする。
面白くて空き時間があるとついプレイしてしまう。

楽曲やPVが良いのもそうだが、様々な新しい表現を開拓していることに感動してしまう。

例えば、ライブのシーン、歌の後半になるとアイドルの額に汗が滲み、髪が額に張りつく、自分が知る限りではこの類のゲームでそういった表現をしているのを初めて見た。

システム面としては、既存のアイマスのシステムとインディーズゲームのトレンドである「デッキ構築ローグライク」を組み合わせたものになっている。

明らかに『slay the spire』(デッキ構築ローグライクというジャンルの先駆け)のレリック、ポーション、ショップ、デバフなどが意識されている感じだ。

ただ、カードを使うと毎回手札が引き直され、ドロー効果のカードや、引き直すカードなどは限定的なので、コンボやシナジーという要素はやや薄く、運とレリックの比重が高い印象だ。

元ネタのslay the spireは剣士や暗殺者が、モンスターの出る塔を登っていくゲームなので、
そのシステムをアイドルとプロデューサーが学園でトップアイドルを目指すシナリオにうまく落とし込めていることに感心する。

一点だけ、『slay the spire』でいうショップ(カードやポーションの購入、カード削除、強化ができる)が、『学園アイドルマスター』では担任の先生への『相談』になってるのだけ笑ってしまった。

相談で生徒から金をとるな。


○2024/05/17(金)

『ニーディガール オーバードーズ ラン ウィズ マイシック / 大倉ナタ (作画), 盆ノ木至 (原案), WSS playground (原案) 』1巻

読了。

大好きなゲーム『needy girl overdose』のコミカライズ。
『人を救う』という感情のダークサイドを1巻からしっかり描いていて、とても良かった。

「ピ(ゲームでのプレイヤー、プロデューサーにして彼氏ポジション)」の解釈が、コミカライズ独自のものなのだけども、キャラクターが立っていてちゃんと主人公になっている。
ずっと読んでいてざわざわするし、いいコミカライズだと思う。


○2024/05/18(土)
電車で「ピエール中野がいる!」と思って、
SNSで調べると、名古屋でライブとか特になかったし、
見た目も髪の色も全然違った。単なる似ている別人だった。

家人にそのことを話すと「もう許されたの?」と言われる。
よく意味が分からず、改めて聞いてみると家人は「ピエール瀧」と勘違いをしていた。
(ピエール瀧氏は、活動再開しているし、最近公開された電気グルーヴの曲も最高)


アドベンチャータイムというアニメのキャラ、フィンという男の子と、ジェイクという黄色の犬のボールチェーンぬいぐるみ
ジェイクとフィン

家人がサンキューマートで、『アドベンチャータイム』のジェイクとフィンのボールチェーンぬいぐるみを見つけてくれて買う。
自分はサンキューマートが大好きなんだ。いらないものしか置いてなくて、ガチャガチャしてて。

ただ、自分のような中年男性は周囲からすると脅威かもしれないので、家人と一緒にいるときだけ、行くことにしている。


全国の有名なロースターが集まるコーヒーの催事に行った。

良さそうなお店があったので、足を止めたところ、
呼び込みの若いお兄さんに「いかがですか」と声をかけられ、
見ると「50g 一万円」という超高級豆だった。

家人と絶句し、すぐに店から離れると、
その露骨な態度を、お兄さんに声を出して笑われた。

少し腹が立ったが、そのお兄さんは自分の時給の何倍も高い豆を売っているわけなので、大変なことだ。


スタバで、「抹茶とイチゴのフラペチーノ」を飲む。
ここ数年でスタバのフラペチーノは味がチープになっているように思う。
昔はこんなうまいものあるのか、と思ったが……

今、スタバは小学生に人気らしく、店内には小学生がいっぱいいた。
なんかフラペチーノ側が、味を小学生の方に寄せていませんか。


『さよならもいわずに / 上野顕太郎 著』

読了。

連載当時、雑誌で読み、紙の単行本も買ったが改めて電子で購入して読んだ。
ギャグ漫画家の上野先生が妻を突然死で亡くすまでの、直前とその後の苦しみを描いた私小説的な作品だ。

こういったモチーフの作品の多くは「救いや再生」をテーマとするが、
この作品はただ「喪失」を描いている。

上野先生が、生前の妻の様々な断片、写真やビデオ、大学のパンフレットに掲載された写真まで、かき集めることで、かえって決定的な喪失が顕になり、読んでいてすごく恐ろしかった。

上野先生の漫画家としての様々な表現技法が惜しみなく投じられており、
最後の奥さんの言葉は、上野先生が漫画家だから可能になったもので、
この作品はどこまでも誠実な「喪の物語」だったと思う。

連載当時は、最終回の翌月からギャグ連載が再開され、
同作をパロディした回やっていて、『さよならもいわずに』を、
グッズ、おもちゃ化、カードゲーム化したらどうなるか、みたいなネタをやっていて、心底笑ったし、同時にめちゃくちゃに感動した。
このとんでもない作品をギャグのネタ振りにしてるのすごすぎる。


○2024/5/19(日)
今日も体調不良。
ここ3、4日ぐらいは、疲労と緊張と低気圧が重なって地獄だ。


『ガールズ・バンド・クライ』3話

視聴。

このアニメの主人公の本当に自分勝手なところ好きだ。
「何も持っていないし、誰にも求められていない、だからこそそこで発せられる言葉がロックになるのだ」というまっすぐなメッセージにグッと来てしまう。

あと都市の街並みや、商業施設、牛丼屋、今ここの物語という感じでよい。


『大親友の彼女の連れおいしいパスタ作ったお前』って

  • 「彼女の連れ」かつ「大親友」?

  • 「彼女」かつ「大親友」 の「連れ」?

  • 「大親友」の「彼女」の「連れ」?

のどれかいっつも混乱し、よくわからなくなってしまう。

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