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2019/01/07 マコケンさんの講演会

   会いたいと思いながら、なかなかタイミングが合わずお会いしたことがなかったおしどりマコさんとケンさんの講演会に、お友達が誘ってくださって年明け早々に講演会に行けることになった。  

主催者さんが以前、国会前で「民衆の歌」をみんなで歌うマコさんとケンさんをネットで見たということで民衆の歌をみんなで歌って始まった。


 司会の方から、マコさんとケンさんにマイクが渡されて、二人が話し始めると会場の空気が一気に明るくクリアな雰囲気に変わり驚いた。

 そうだった、お二人は芸人さんだったと思い出す。

それにしてもこんなに空気が変わるのだなとこちらの気持ちまで明るくなった。  

マコさんとケンさんは2011年の3月の東日本大震災の後、原発事故を経て数日の間にどんどんと東京を離れる同じ業界の人たちの様子を見て、何が起こっているんだろうとネットで東京電力の記者会見を見るようになったのがいまに至る最初だそう。  

分からない言葉がたくさん出てくるからと、記者の質問から、回答までを全て書き起こしていたそう。 

毎日見ている中で疑問に思うこと、記者会見自身の構図、たくさんの疑問と思いが出てきて、いよいよ自分たちで記者会見へと足を向けるに至ったお話などを、楽しく、分かりやすく聞かせてくれる。 

自分自身の持つ素朴な疑問でもいいんだ、そしてそれをそのままにしておかず行動することって大事だし、実は面白いことなんじゃないかな、って改めて思った。 記者会見を話の軸に、これまでの福島原発の流れや、現状。

作業員さん達や福島県で県民さん達にも情報が届かない中、進められていく国と行政の話が画像や映像を交えながら説明されて行く。 印象に残った話がいくつもあった。

 古く漏れてきてしまったタンクから新しいタンクへ初期の汚染水を移行する作業が数年前から始まっているんだそう。 

「作業員の使い捨て」そんな言葉が響いた。 

タンクに入っている汚染水はポンプなどの機械で抜いて移行していくそうなのだが、最後にどうしても10センチほど残ってしまう。 

それらを作業員さんが中に入って作業していくしかない。高線量のタンクの中、作業員さんにはもちろん被曝量の上限が定められているため、それを超える前に新しい作業員さんと交代しなければいけない。

だから、作業員さんはいくらいても足りない、それゆえいつそれが完了するのかもまだ確定できない。  


何度も何度もメモする手が止まった。

誰かがやらなければ終わらない。でもやりきれない。

 自分にできることはあまりにも小さいと感じて、何度も深呼吸しながら。 だけど今はメモを取って記憶に刻もう、とメモを続けた。 


もうひとつ驚いたのは、作業員さんの被曝許容の問題。 5年でこのくらい、と決まっているそうですが、6年目になるとゼロカウントからスタートすると。 5年間許容量ギリギリまで被曝しても次の年からのまた5年同じ量被曝してもいいということになってしまう。

 その前の5年に受けた被曝は更新されれればなくなってしまうの? それらをどうしたらいいのか?すぐにあたしの頭では答えは出せない。

 だけど、それらを知知らん顔してはいけないと思った。


 講演会後半は、毎年ドイツなどに呼ばれていろんな学校で講演会をした時の話だった。 中学校や高校、どこに行っても質問攻めだそう。原発事故の話だけでなく、日本の政治についても驚くほどみんな知っていて質問が殺到すると。

 それはマコさんケンさんがくるからと調べていた、学校の授業でやっていたから、ではなかったそう。 

先生によっては「明日日本人きて話すみたいだから。」とか、「なんか今日アジア人話しにくるから!」くらいの雑な説明しか生徒にしていない学校もあったとか。 


 ある生徒さんは、「将来、第三次世界大戦が起こらないように、起こさないために」と自分で色々と考えて勉強して調べているのだと。 

国内の問題はもちろんですが、国外はどういう風に学んだり調べたりしているのか、そういうところもまた知りたいなと思った。 

 ただ、ここで聞いたことを記憶に留める。のではなく、自分のできる範囲でいいから調べてみる。

そしてそれを誰かに伝えてみる。

 情報は量よりもいかに相手のペースやキャパで伝えていけるか、ということを改めて考えてみたい。 


そして、マコさんとケンさんのお話はもっともっとたくさんの人、そして政治家さんに聞いてもらいたいと思った。  

お仕事を干されてしまったり、ネットでもたくさん叩かれたり炎上したり、人の何倍も大変な思いをしているはずの二人がこうやってそれらを笑いに変えて、分かりやすく丁寧に、伝えられる凄さと、そして変わらずコツコツと会見に通い、分からないことは調べ、間違ったときにはきちんと訂正し、顔をしっかりとあげて二人で歩いて行く。  

マコさんやケンさんをはじめ、そういう背中があたしの前にいくつもあるから、あたしも自分のできることをコツコツと続けてこれた。 

ありがとうございますと、帰りの電車で一緒に帰らせていただいた時に、そのこともお伝えできてよかった。 

会えて嬉しいと言ってくださったお二人。

あたしの嬉しさは一緒に撮った写真にシッカリと撮れていると思う。

 あぁクソー、やっぱりおしどりというだけあって、仲良しでいいなぁ・・・と思いながら二人の背中を見送った。

 場所は違っても、みんなネットという媒体で繋がっている。

 やり方は違っても、やり方が違うからこそみんなで手分けして、気持ちを支え合って、今、いろんなものを変えていける。 

きっともっと変えられる。

 あたし自身があの2011年からたくさん変われた。 

ネットで息を殺して一人で必死に情報を探していた。共有できる誰かを探していた。できることを探していた。

 そして今、あたしの周りにはたくさんの友達や仲間がいて、あたしもあたしにしかできない何かを今日も試行錯誤している。 

それはまぎれも無い事実。

だから、絶対に諦めない。  


国会前で歌っていた民衆の歌。 

それを、ネットから見て一緒に歌っていた夜を思い出した。 

もう一度帰り道に歌ってみたら、いろんな思いが出てきてまた涙が出たけど、それは悲しい涙ではなかった。


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ジャーナリストとしてはもちろん、ケンさんのマコさんラブなお写真や、芸人さんとしてのお二人も素敵です!チェックしてね。


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